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ビル・ゲイツ VS ナラヤナ・ムルティ、ジュガルバンディ
2005.12.18(日) Rediff.com
今月7日水曜日にニューデリーで、インダス・エンタープロナーズ(Indus Entrepreneurs)により主催され、NDTVで放送されたテレビインタビュー内容の要約。

(上写真)今月7日、トークショーでのマイクロソフト会長、
ビル・ゲイツ氏とインフォシス会長、ナラヤナ・ムルティ氏。
ニューデリーのテレビ局にて。UNI Photo
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マイクロソフト(Microsoft)会長でソフトウェア構築のドン、ビル・ゲイツ(Bill Gates)氏と、インフォシス・テクノロジーズ(Infosys Technologies)会長でITメンターとして知られるナラヤナ・ムルティ(N R Narayana Murthy)氏には、多くの共通点がある。
双方とも世界を揺さぶる企業を創設し、IT業界に波を起こした象徴的存在であり、鋭いユーモアセンスがありながら謙虚な人であり、そして、世界を大きく変えることを夢見る。
そして共に、自らの多重人格を率直に認めた。
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聴衆に向けてゲイツ氏は、あるミーティングでいかに多くの資金を稼ぐかを検討した直後、別のミーティングでいかにそれを費やすかを議論するのだと語り笑いを取った。
夫人と立ち上げたビル・メリンダ・ゲイツ財団(Bill and Melinda Gates Foundation)は現金にして4700万ドル以上、ソフトウェアで3億6300万ドルを、世界中の様々な非営利団体に寄付している。
いっぽうインフォシス財団(Infosys Foundation)は医療、教育、辺境地域開発プロジェクト実行に尽力する。
夢
ゲイツ氏がもともと持っていた夢は、「商売」ではなく夢のコンピュータ作りであった。
そして現在もなお、他人の人生を変えるようなPCの開発、さらに(どんな家庭の)どんなデスクの上にもPCがあることを夢見ているが、「ゴールまでは遠い」と語る。
ゲイツ氏最大の夢は、しかしながら、それがどのぐらい無謀なものかはさておき、米国、インド、中国を合併して一大国を建国することだと言う。
対してムルティ氏の夢は、グローバルに認められる会社を設立することだった。
しかしこちらも謙遜して、「まだまだ道は遠い」。
(中略)
動機
ゲイツ氏にとって人生の転機は13歳の時、家庭教師に勧められたクラスに参加し、初めてコンピュータに触る機会を得たこと。
以来、将来は情報技術に携わることを決意したという。
大成功を収めたプロジェクトに専念するため、学校を退学すると決めた時が、まさに「その瞬間」だった。
ゲイツ氏は、危険を冒すのを決してためらわなかったと言う。
ムルティ氏に関しては、また別のストーリがあった。
ブルガリア在住の頃、女性とフランス語で話していたという理由で拘束されたことがあった。
インド出身であることをブルガリアの当局が確認したのち、釈放された。
その時、グローバルに名を馳せる会社の設立を決めたのだと言う。
ムルティ氏、米国について
ムルティ氏は、ビジネスと大学経営が抜群に長けている米国に、開放経済という土俵で対抗できる国は他にないだろうと評する。
四度目のインド訪問を果たしたゲイツ氏は、業務拡大のため今後4年間で17億ドルの投資、さらに3年間で最大3,000名の雇用を創出すると誓約した。
またゲイツ氏は、インド国内6つの州で100の寒村ITパイロットプロジェクトを立ち上げ、農村に住む7億人のインド人をITでリンク、インド言語に対応したマイクロソフト製品を発売、そして次の4年間に700店舗の小売店を設置するなど、大規模な改造計画を考えている。
ユーモアセンス
デリーのテレビスタジオで繰り広げられたトークショーでは、二人のユーモアセンスも垣間見られた。
マイクがナラヤナ・ムルティ氏に渡され「1、2、3...」とテストし、ビル・ゲイツ氏に渡るやすぐに、「10億、20億、30億...」と言い、会場の爆笑を買った。
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この番組を見逃してしまったわたしたちは、本当にバカ!
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