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インドとパキスタンがホットライン設置
2004.6.20() BBC News

インドとパキスタンが核危機への警鐘のため、新しく電話ホットラインを開設する最終報告書に同意した。
デリーで行われた両国での話し合いの結果、相互の誤解を未然に防ぐ目的でこのホットラインを開設することになった。

2年前開戦しかけた核保有隣国同士はまた、核実験実行への猶予期間をこれからも継続することにも同意した。
ただし、両国とも国益をおびやかされる事態が発生した場合は、核実験の再開もありうるとも、最終報告書に記載されている。

3年前、両国のミサイル実験に関する予備協定が求められた。
だが、2001年12月、背後にパキスタン軍が関わっていたとされたインド国会議事堂への襲撃事件を機に、話し合いは延期された。

「双方の代理は、核抗争や核危機を減らす可能性について、どのようにしてジョイント戦略を捻出すべきかについて話し合った。」
パキスタン側外務大臣のスポークスマンは19日の話し合い終了後に、このように語った。


photo from BBC News

1998年の両国核実験競争以来、核戦争開始への憂慮がつきまとっていた。
同年5月以来、カシミール地方を巡り1999年と2002年に開戦の危機に見舞われた。

核保有隣国同士のつながりは、昨年から続いてきたパキスタン大統領ペルヴェズ・ムシャラフ(Pervez Musharraf)氏とインド前首相アタル・ビハリ・ヴァジパイ(Atal Behari Vajpayee)氏との間でのピース・イニシアティブ以来本格化している。

昨年から両国間での鉄道、バスが再開され、大使館同士の結びつきも強化されていることなど、多くの自信構築要素が生まれている。
また今年始めには、インドのクリケットチームがパキスタンを訪れて試合をした。

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もともとはひとつの国だった両国が、本当の意味で「近い国」になる日が、一日も早く来て欲しいです。

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