インド・パキスタン６月に会談
2004.6.4（金） BBC News

インドとパキスタンが今月末、平和への会談を行うことを決定した。 両国からの高官が６月２７日および２８日にデリーにて行う、とインド外交大臣ナトワール・シン（Natwar Singh）氏が発表した。 この会談ではカシミール問題と核セキュリティについて話し合う、とシン氏。 インドの新政権コングレス（国民会議派）は、これまで築かれてきたパキスタンとの平和へのプロセス維持を公約。 アメリカ合衆国も来たる会談に、歓迎の意思を表明した。 「今回発足した新政権も関心の的だが、この政権が平和への道をつなげている姿勢を大いに評価したい。」 合衆国国務省スポークスマンのリチャード・バウチャー氏はコメントした。 印パ両国は過去３回戦争を行い、そのうち２回はカシミールを巡る争いとなった。

パキスタン大統領ペルヴェズ・ムシャラフ（Pervez Musharraf）氏とインド前総理大臣アタル・ビハリ・ヴァジパイ（Atal Bihari Vajpayee）氏との間で昨年、核問題を含めた平和への交渉が続けられた。

その結果、両国間での鉄道、空路、バスなどの往来が安定し、また外交上のつながりも強化された。
今年始めには、インドとパキスタンのクリケットチームが歴史的な試合ツアーを行った。

またマンモハン・シン新政権は現在、１９６２年の国境紛争以来、中国との国防交渉も持つ計画を明らかにしている。

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インドとパキスタンの間には、昔は国境がありませんでした。