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大志を抱く若者に誰が手を差し伸べるのか?
2003.11.26 Times Of India

バンガロールに住む現在20歳のMohammad Muzakkir君は10歳のとき、ペンでミサイルを作り、数十メートル飛ばした。

それから10年の歳月が流れ、父親のスクーターのエンジンと、母親の年金をつぎ込み、いま重量100kgの本格的なエア・クラフトを完成させた。
黄色く塗られた立派な機体、名前はPassion For Success(PFS-1)。

裏の廃材置き場から部品を調達することの他に、何か特別な技術を持っているわけではないし、ましてや大学へ通っているわけでもない。
母の年金を元にしているため認可も受けておらず、この飛行機を飛ばすことができない。

不運なことに、Muzakkir君の家庭は貧しく、両親共働きの後すでに退職しており、飛行機のために電話も止まってしまうほどかなりの家計をつぎ込んでしまった。
現在Collegeで学ぶ将来有望な若者のために、専門の大学教育を受けさせる資金を、残念ながら両親は持たない。

彼の父親は、飛行機から息子の興味をそらすため職業訓練校に通わせはじめた。
ところが学校の校長は彼の飛行機に対する情熱と、独学で得たとは思えないその膨大な知識に驚き、現在国営航空関係会社、ヒンドゥスタン航空会社(HAL)にコンタクト中だ。

いとこから借りたRs.1100をもとに、トータルRs.10000の開発費用がかけられたこの夢の飛行機PFSが大空を飛ぶ日を、Muzakkir君はひとみを輝かせて想像している。


このニュースにはつづきがあります――
HALが大志を抱く若者の夢に翼を 2003.11.29 Times Of India


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