6月15日から雨の日に
2004.6.12(土) The Indian EXPRESS
準モンスーンとされる降雨のシャワーが各地に到来し、近くマハーラシュトラ州内で実施される「雲移植」実験への順調な滑り出し。
州内の農業従事者、水道局および農務局に恵みの雨をもたらすべきこのプロジェクト、実行に移されるまではもう少し降雨状況を見守る必要がありそうだ。
バラマティ(Baramathi)地区とシェガオン(Shegaon)地区にはすでにレーダー・ステーションが設置され、15日の実行開始を待つばかり。
「マハーラシュトラ西部とマラツワダ(Marathwada)地区には100o以上の降雨があったが、その他地域では降雨が見られていないところもある。」
州農務委員長(State Agriculture Commissioner)のスディル・クマール氏はコメント。
プネ近郊のショラプール(Solapur)および西マハーラシュトラには充分な降雨が見られ、続いてラトゥール(Latur)、オスマナバード(Osmanabad)地域も平年並みの降水量。
以上の地域では過去約1ヶ月間旱魃が観測されており、この雨で農業には良い影響となりそうだ。
また「雲移植」プロジェクトに際し、州水道局は300人のエンジニアおよび降雨データ分析スタッフを配備、「雲移植」専用エアクラフト2機のうち、アメリカからの降雨誘発技術の専門家を乗せた1機が本日、飛び立つ予定。
「モンスーンが順調であれば、エアクラフトを飛ばす回数も少なくて済むだろう。降雨の特に少ない地域に集中して雲の誘発をすべきだ。」
今後の降雨の状況を見ながら、特に地下水量、ダム水量に上昇が見られない地域に注意を向けていく。
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プネではほぼ毎日定期的に雨が降っており、気温が涼しく湿度もあまりないので、とても快適です。
しかし同じ州内でも地域によって降雨量にはかなりのばらつきがあるようで、特に内陸の都市はカラカラだそうです。
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