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ストリートチルドレンのためのプラットフォーム
2004.2.27(金) The Times of India
国家鉄道警察(GRP)
職員が、行き場もなくプネ駅で暮らす子供たちに衛生教育や初等教育などを教えるための夜間教室を始めた。
教科書はマラティとヒンディの小学校テキスト、教室はプラットフォームの一角が利用される。
GRP監督官によれば、特定の訓練を通過した子供たちは市立小学校や職業訓練校へ送られる可能性もあるという。
現在6歳から16歳までの60名あまりの子供たちが集まっており、それぞれの子供たちについて、家庭背景、住所、生年月日などの詳しい情報が把握されている。
地元にある複数のNGO団体もGRPの斬新な試みに手を差し伸べている。
子供たちの多くは病や貧困に苦しむ家庭から抜け出し、靴磨きなどをして暮らしている。
最も深刻とされている問題は、この子供たちの90%がシンナーやホワイトナーなどの科学薬品吸引を日常的に行っていることだ。
13歳になるラージュ君は映画とミサル・パオ(ファーストフードの一種)が好きな靴磨き少年、だが彼も仕事用のシンナーなどに依存している。
「僕たち路上生活者は、他にどんな方法で生きる道があるというのか?」と語った。
これらの現実が、彼ら自身も普段過重労働と見なされているGRP職員たちを奮い立たせた。
1−2日毎の午後2時半から4時半までの間、子供たちを集めて文字の読み書きを教えている。
「彼らと親しくなるまでに1年はかかりました」と、ある女性職員は言う。
面白いことに、この特別教室が始まってから、プネ駅での犯罪件数の減少が見られるようになった。
2002年に報告された犯罪件数は196件だったのが、2003年には104件、今年に入ってから現在までは9件しか報告されていない。
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駅や街頭でたむろしている子供たちにも、当然ですが感情はあります。
全ての人が見ないふりをしているわけではないのだ、ということを知らせてくれたニュースでした。
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