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美しき新聞売りの少女
2004.7.16(金) CAMPNewsline
輝く瞳、タイトにまとめた髪、薄い縁のめがねをかけた少女は、ゴリバール・マイダン・チョウク(Golibar Maidan Chowk)の信号待ちをする車から車へ、新聞を売り歩く。
学校の制服を着、やさしい口調で呼びかけてくるこの女の子を、あなたも覚えているかもしれない。
彼女はスワティ・マハデヴ・シュペカールさん、学校を平均70%の抜群の成績で卒業した。
「わたしのお得意さん、両親、先生に、学問で優秀な成績を修めるよう約束させられたんです。わたしは今、喜んでその約束を守ったことを報告できます。」
お客さんに新聞を渡しながら、笑顔でこう話した。
仕事と勉強をどうやって両立させてきたのか?
「新聞を売りはじめたのはスタンダードVの頃。学校が12時半に始まるので、朝7時から12時まで働き、夕方5時半からまた仕事をしました。でも学校で習ったことの復習は必要でしたから、歩道で1時間ほど座って学び、家に帰ってからその続きをやりました。」
決して不平を言うことなく、夜中家族が寝静まった後も勉学に励んでいた、とスワティさんの父親は誇らしげに横から口を挟む。
高校を卒業するまで、多くの人の励ましがあったのでここまでやってこれたとスワティさん。
「同じく新聞売りをしている少年たちがいます。彼らも大いに支えてくれました。わたしの配る担当の新聞の一部を彼らが代わりに売ってくれ、その間勉強をさせてもらうことができました。」
休暇は試験期間中だけ取っていたというスワティさん。
「大変だと思ったことはありません。家庭は経済的にとても苦しいけど、両親に勉学をやめろと言われたことは一度もなかった。でも他に2人姉妹がいるので、あまり負担をかけたくなかったんです。」
夢は数学と英語教授になること。
「これまで一生懸命やってきたから、自信はあります。勤勉と目標が今までの友達で、これからもそうであり続けるでしょう。」
いつもの仕事に戻ったスワティさん、
「Uncle, ek paper le lo na, please(おじさん、どうぞ新聞ひとつ、いかがですか)」
「おじさん」はにっこり、新聞は売れた。
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この女の子から、わたしも多くのことを学びたいです。
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