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アンチ・バレンタインデー対策
2004.2.3 The Times Of India

2月14日が近づくと、プネ市内ではバレンタインデー(Valentine's Day)を祝うことに対する牽制の声が毎年上がる。
西洋から入ってきたこの祝い行事に熱を上げ過ぎて、この日若者たちは女の子にカードやプレゼントを贈るだけでなく、真夜中までパーティで大騒ぎし品行の乱れる者が多数出没するためである。

過去には市の風紀委員を買って出た人たちが、市内のカード・ギフトショップからバレンタイン商品の占めだし、パーティの徹底禁止、また大学キャンパス内での花やプレゼント交換の禁止などを行ったため、かえって「V-Day地下パーティ」が流行することになった。

ところが今年はちょっと違った雰囲気になりそう。
プネ市民組織Tandemが、インド式バレンタインデーとしてヴァサント・ウッサヴ(Vasant Utsav−春祭り)と銘打った祭りを主催し、若者たちに広めようと呼びかけている。

Tandemを率いる「アンチ・バレンタイニストSandeep Kardekar氏によれば、若者たちは恋人だけにではなく、本来のインド人らしく家族、友達、先生たちなどに対する愛情と尊敬を込めたプレゼントをすべきで、ヴァサント・ウッサヴは来年までにバレンタインデーに取って代わられるだろう、と自信満々だ。

また市内のカード・ギフト販売協会に協力を求め、店舗へバレンタイン関連商品を卸すことを中止してもらっているほか、市内8大学・学校に2月14日をヴァサント・ウッサヴデーとして広める広告活動をしている。

一方若者たちからは、「今年も彼女にプレゼントをあげるつもり。僕らが何をしようとそれを妨げるのはおかしい」、「自由に楽しむ権利を奪うなんて民主主義国家にそぐわない」といった声が聞かれるほか、あるイベント企画者によれば、14日に代わって13日にハロウィーン(!)パーティを開くところも。


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