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イラニー・カフェ特集
大理石でできたテーブルに、プラスチックのイス。
プネ市内に点在する伝統ある
イラニー(Irani)カフェ
へ足を運べば、あたかも時間の流れが止まったかのような空間が存在する。
市内で最も老舗のイラニーカフェは、おそらくデッカン・ジムカーナ(Deccan Gymkhana)でひときわ目立つ、
グッドラック
(
Good Luck
)
*1
であろう。
あまりにも有名なため、このカフェのある交差点の名前になったほど。
創業1931年、年中人気のメニュー――バン・マスカ、バン・オムレツ、パッティ・サモサと温かに湯気を立てるチャーイをどうぞ。
「近年のお客様の要望に応え、南インドスナックも始めました。おすすめはミニ・ターリー。」
マネージャーのアッバス・アリさんは付け加える。
同じ交差点付近にある
ラッキー・レストラン
も、1932年創業当時の面影と味を大切にしている。
イラン風、モグライ風のメニューのみを提供することにこだわっている。
MGロードの
マハナーズ
(
Mahanaaz
)
*2
も60年を超える歴史を誇る店、メニューも値段も創業当初とあまり変わらない。
「常にミドルクラスのお客様を意識して、値段をあまり上げないよう努力している。」
オーナーのメーブーブ氏。
ここでも例外なく、バタートーストやオムレツなどに混じってドーサやイドリなどの南インド料理も提供している。
「時代の流れに乗っているんです。」
同じエリアであるキャンプ(Camp)地区にある、ビルヤーニで有名な
ジョージ
(
George
)
レストラン
では、典型的なイラニーメニュー、チェロ・ムルグ(Chelo Murg)やチェロ・カバーブ(Kabab)
*3
の提供をしている。
1936年創業当初はバンガローを改築し、その一室で食事の提供をしていたというが、現在は時代の流れを柔軟に受け入れ、中華、コンティネンタルなどメニューは豊富となっている。
責任者のマンスール・ジャラル氏は、「それでも創業当時の質と量は守りつづけています。」とアピールした。
ドレパティルロードのルビーホール病院向かい、
ヴォフマン
(
Vohuman
)のオリジナルメニューに虜になる人は多い。
26年前に開店、トーストの上で溶けるたっぷりバター、チーズをはさんだパン。
「クオリティ第1です。」
サーリ・チキン(Saali Chicken)、卵焼きの乗ったキーマ・パオ(Kheema Pav)といったイラニアンメニューももちろん充実。
*1
ここのブレッド・カスタードというプリン(8ルピー)は絶品。
*2
いつも大混雑大混乱のマハナーズ、男性客が圧倒的に多いです。
*3
「チェロ」とはご飯、「カバブ」とは羊やチキンのアラブ風炭火焼のことで、ご飯の上にお肉の乗ったチェロカバブは「丼」に近いものと思われます。おいしいのはやっぱりご飯にしみ込んだ肉汁でしょう。プネ市内では上記のジョージレストラン、グッドラックカフェ、ラッキーレストランのほか、コレガオンパークのカフェ・シーシャ、高級なところではル・メリディエンで楽しめるそうです。
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PUNE Newsline
を参考に編集。
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イラニーカフェは、全体的に雑然としていて人の出入りが激しく、落ち着かない雰囲気のところが多いが、何といってもその安さが最大の魅力。
特に上で紹介されているカフェは味も良いことで評判で、お得と言える。
バリスタ、
CCD
といったモダンなカフェが目立って増えてきている大都会だが、わたしはこういうカフェが結構お気に入りだ。
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