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インドをもっと知ろう!

国産潜水艦プロジェクトとインド海軍の今後 
2005.12.31(土) Times News Network

Pune:『スコーペネ』(Scorpene)と名づけられたインド独自の潜水艦を建造するプロジェクトは順調に進み、最初の艦艇はおよそ6〜7年後に完成が見込まれている。
ムンバイに基地を置く海軍指令部Western Naval Command所属の海軍将官、マダンジット・スィン(Madanjit Singh)海軍中佐が明らかにした。

スィン氏はインド海軍創立12周年を記念し、プネにて「海軍輸送に関する軍事行動」についての講演を行い、海軍の標準的な軍事行動プロセスには今後大きな変化が訪れるだろうとの見解を示し、さらに新型ミグ29戦闘機(Mig 29 Aircraft)を輸送するための航空母艦やインド国産の戦艦や潜水艦も同様に配置されることになるだろうと述べた。

またスィン氏は、湾岸戦争中のマラッカ海峡におけるインド海軍船舶に関する例を引用し、遠隔地で活躍する海軍の存在を強調した。
余談としては、防衛研究開発費用占有率17%については満足していると表明した。

しかしながらスィン氏は、「インド海軍は大きな産業基盤を持っているものの、官民の事業協力に欠けている。」と指摘し、防衛研究開発における官民のより大きなパートナーシップ協力を呼びかけている。

スィン氏はまた、2007年からインド海軍本部の遠洋航空母艦として、ロシア製のアドミラル・ゴルシュコブ(Admiral Gorshkov)がロシア海域でのテスト後、ヴィクラマディチャ(Vikramaditya)という名称で任務に就くだろうと明かした。

さらに中国については最近、ロシアから2隻、オーストラリアから1隻、合計3隻もの航空母艦を購入したが、それらは海上に浮かぶショールーム、カジノとしてのみ使われ実用されていないと指摘、
「インド海軍は、航空母艦作戦において40年以上の経験を有し、この点では中国海軍に勝っている。」スィン氏は語った。

スィン氏はまた、建設中の海軍灯火管制航空機は、ゴルシュコブ就任の後で実用化されるだろうと述べている。
加えて最近起きたゴアのパノリム(Panolim)ビーチ沖における海軍シー・ハリアー(垂直離着陸機)戦闘機のクラッシュ事故後、海軍は飛行機全機休止のルールに従い、検査を通過した航空機のみが空輸を許されていると述べた。

ペルシャ湾における米国の存在についてスィン氏は、「中東から東・東南アジアへの石油の円滑な供給を保証する上で、重要な意味を持つ。」と語っている。

Translated by: Mitsuru Nakao
Edited by: Yoko Deshmukh

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2005年最後のニュースは、ちょっと肩に力の入ったものになりました。

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