沈黙の音
2004.10.31(日)
Pune Newsline
彼らの独創性が、「沈黙を破った」
―
芽生えたアイディアはすぐにプロジェクトに移された。
1ヶ月に及ぶ根気の要る研究により完成された「シャストラ(Shastra)」。
このプロジェクトでは、センサーのついたてぶくろを着用し指を動かすことより、手話の翻訳をする装置の開発を試み、今月始めに出品されたオープン・ハードウェア設計コンテストで高い賞を獲得した。
携わったのは、アモグ・ジョシ(Amogh
Joshi)さん、ニキル・クンダルギ(Nikhil
Kundargi)さん、アヌプ・ホーレイ(Anup
Holey)さんの3人、ともにプネコンピュータ技術学校(Pune
Institute Of Computer
Technology...PICT)の学生だ。
このプロジェクトの大きなポイントは、聾唖者が、手話を理解しない人々とも自由に会話ができるようになること。
現在はアメリカ手話(American
Sign
Language)で試作モデルを作っているが、26のサイン、10桁の数字を翻訳し、文書として印刷するほか、コンピューターの画面上にディスプレイする。
そして、これを必要とする人々にさらに良い知らせなのは、約5000ルピーというその安さと、テクノロジーの複雑でない点だ。
もちろん現在は両手を使うインド手話(Indian
Sign
Language)の開発でとても忙しい。
「約1ヶ月で完成することを目標にしています」とニキルさん。
さらに、手話を学ぶ人々のために、自己修正フィードバック装置も備えている、とはアモグさん。
手の動きの角度の正確な検知など、改良すべき課題がまだ多く残ることから、実用化までにはもう少し時間がかかるが、完成品は持ち運びも考えたコンパクトサイズに仕上がるだろうとのこと。
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役立つソフトウェア開発はどんどん進んでいってほしいです。
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