IAとパキスタンの赤ちゃん
2004.7.31(土) The Indian EXPRESS
インディアンエアラインが27日夜、ハイダラバード空港に緊急着陸した。
乗客でわずか生後10日のパキスタンの赤ちゃんの命を救うための、パイロットのサンジェーヴ・マルワー機長の判断だ。
赤ちゃんの名前はムハンマド・アフメドちゃん、先天的な心臓の病気を持ち、母親と伯父が治療のため、バンガロールの病院へ連れて行く途中の機内で、呼吸困難に陥った。
27日の午後9時50分ごろ、デリーからバンガロールへ向かう機中で乗務員が、乗客の赤ちゃんが呼吸困難に陥っていることを機長に告げた。
そこで高度を下げたが、赤ちゃんの状態はよくならず、たまたま乗り合わせていた医師のK.G.ジャヤデヴェッパ氏の診察で直ちに何らかの救急処置が必要と判断された。
「バンガロール到着までまだ40分も残されていましたから、たまたまハイダラバード空港の近くにいることがわかり、すぐに同空港管制塔に緊急着陸の準備と救命救急の手配を依頼しました。」
ハイダラバードに着陸後、赤ちゃんはすぐに病院へ搬送された。
同航空機がバンガロールへのフライトを続行してから10分後、機内へラジオメッセージが届き、赤ちゃんの無事が伝えられた。
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インドとパキスタンにまつわる、心温まるニュース。
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