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グジャラート発携帯映画がベルリンへ
2004.6.30(水) The Times Of India

携帯電話に付属したカメラから撮影された映画は、一般化し始めている。

今年の第20回ベルリン国際映画祭から、携帯電話カメラで撮影した90秒映画作品を対象にした「マイクロ(極小)映画部門」が新たに加わる。

マイクロ映画製作者には映像、技術、制限時間をどのように活かすかが要求される。
この映画祭スポンサー会社製の携帯電話52台が世界各国の参加者に発送され、うち3台はインド西部グジャラート州に届いた。

受け取ったのは、国立デザイン学会(National Institute Of Desin...NID)映画映像通信部所属で、ディルバイ・アムバニ情報伝達技術学校(Dhirubhai Ambani Institute Of Information And Communication Technology...DAIICT)の学生アニルバン・ダッタ・グプタ(Anirban Dutta Gupta)さん。
面白いことに、インド中で参加者は彼だけ。

「携帯電話カメラを使った映画製作は、思ったほど簡単ではない。映像美、色の露出度、構成と枠組みにはすべて新しい発想が要求される。配られた携帯電話には4MBのメモリが搭載されており、最大でも2分間以内の作品を制作しなければならない。解像度は高い一方、ズームがないのでアップ画像を撮る際は直接自分が動く形になる。シンプルさが勝負だろう。」
グプタさん。

この部門登場の主な意義としては、携帯電話ユーザーに極小映画の発想を認知してもらうこと。
映画配給者から、インターネットニュースや最近の話題などのコンテンツ製作者が、携帯電話で観られるフィクション映画に注目すれば、普及につながるだろう。
Mpeg4やFlash MXといった携帯電話用デジタル映像圧縮ソフトウェアが、将来の需要に備えて既に開発されている。

今年の映画祭開催期間中の11月2日から7日まで、参加作品が観衆に視聴され、選ばれた勝者には賞金3000ユーロと製作に使用された携帯電話が与えられる。

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テクノロジーはどんどん先に進んでいきます。


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