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インド次の5年間
2003.12.29

ニュージーランドの意識の高い人々の間ではこのような会話がしばしば交わされる。
「インドの奇跡をニュージーランドで再現するにはどうしたらいいか?」

インドでは何百万もの飢餓人口を抱え、児童労働者がカーペットやマッチを作っている、そういうイメージではないだろうか?
いつからニュージーランドのような豊かな国がインドの後に続くなどということになったのだろうか?

インドはいまだ何百の飢餓人口、児童労働者を抱える。
ところが一方で、世界中を騒がせるこの国のハイテク産業が、それらのギャップを釣り合わせ、今後5年間でインドを信じられないほどの発展に導くだろうとされている。

インドで最近起こっていること――

・今日、毎月200万件の新規携帯電話の契約がされている。
来年には250万300万件に達するだろう。
・自動車産業では、2005-2006までの間に年間100万台の生産台数を見こんでいる。
2009年までに銀行の支店は全国に7万店、ATMの台数は20万台におよぶだろう。
・2005年までにテレビの出荷台数は現在の730万台から950万台になるだろう。
・BPOとソフトウェアサービス業は、2007年までに700億ドルから800億ドルの市場になるだろう。
・バイクの製造台数も2011-2012年までに現在の320万台から1000万台にまで上昇するだろう。

インドの経済成長はこれまでに見られないほどに急成長している。
今後5年間にインドに何が起こるのか?
全て計画通りにいけば、インド経済は非常に大きな変化を経験することになるだろう。

今後5年間に起こると予想される変化について、垂直に上がっている数字よりもさらに重要なことは、ビジネスの方法に変化が見られるようになってきたことだ。

ハイテク技術の恩恵をフルに受ける特に銀行業にとって、今後5年間はまさに黄金時代となり、商品や価格の決定権は消費者に移るだろう。
さまざまなファイナンシャル商品の売り出しも始まり、消費者が銀行を選ぶ時代になった。

90年代外国の投資家をインドに呼び寄せるものは、10億の人口ただそれだけだった。
だが21世紀のいまは、世界中の国々で人口が少しずつ減り始めているのに対し、この10億の人口がインドにもたらしている急成長、それが注目の的になっている。


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