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ダウリーを拒否した女性が教科書に
2004.9.29(水) BBC News

16ヶ月前に結婚相手から多額の持参金(ダウリー)を要求され、それを拒否したことで 一躍脚光を浴びた若い花嫁が、首都デリーの公立学校6年生(11歳から12歳)の英語 の教科書に掲載されることになった。 タイトルは「ダウリーを要求して投獄された男(Man in Jail over Dowry Demand)」。

ダウリーを拒否した花嫁の名前はニーシャ・シャルマさん、この事件は、昨年5月に新聞 に取材をされて話題を呼んだ。

デリー公立教育局は掲載の目的について、このことをきっかけに子供たちに現代生活を送 る上での意識のあり方を喚起したいと考えているという。

しかしながら前婚約者で悪者に仕立てあげられてしまった男性は、名誉棄損で州立教育研 究研修局を相手に訴訟を起こしている。

法外なダウリーを要求されたシャルマさんがした結婚破棄は、中流クラスの女性のモデル 的存在となった。 「特別なことをしたとは思いませんが」とシャルマさん、「何か納得のいかない事態が起 こり、それをどう処理するかを考え、行動したまでです。ただ、子供たちがわたしの経験 したことから、社会的な間違いとは何かを学んでいくきっかけになっていくことは必要だ と思います。」

問題の相手との見合い結婚が正式に破棄された後、シャルマさんはコンピューターエンジ ニアと結婚し、現在は幸せに暮らしているという。

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ダウリーの考えは、田舎の方では今だに残っていると言えます。しかしこの事件は、基本 的に正しいことではないのだと堂々と表明できる機会を与えてくれたのではないでしょう か。


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