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アジア最強のカード王がここに
2004.6.28(月) The Indian EXPRESS

Mumbai:
古い砦を改築した建物の、小さな一室に腰を下ろしているのは、年老いた普通の男性――だが、普通じゃない情熱をたたえている。

キショール・ゴルダンダス(Kishor Gordhandas)さんは、世界70カ国から5000セットのゲームカード(トランプ、タロットカードなど)を収集、アジア最大のコレクション所有主と記録された。

そして、ゴルダンダスさんのカードコレクションは、オリンピック限定版に絞られていることも特長。
「わたしにとってこれらのカードたちは、オリンピック選手の獲得するメダルに匹敵するぐらい貴重なものだ。」
と微笑む。
「サム」というオリンピック・イーグル(マスコットキャラクターの鷲)が描かれたカード数セットのうち、ひとつは日本製で、手描きされている。

数ある希少コレクションの中でも特に目を引くのが、オリンピック100周年記念(1996年)のオフィシャルマスコット、「イズィー(Izzy)」モノ。
「その中でもおそらく最も貴重なのは、アメリカ合衆国で印刷されたマイクロミニカード2セットじゃろう。」
ゴルダンダスさん。
このカードセットは、オリンピック100周年記念夏季大会と冬季大会にそれぞれ販売された。

コレクターズ・セットの限定版は、現代オリンピック開始以来100年間を、1896年から1996年までの芸術史の変遷と共に称える。
「コレクションを始めたのは1982年、46歳の時だった。」
リムカブック世界記録(Limca Book Of World Records)保持者は回想する。
「カードゲームやトリックには、古くから興味があったが。」

コレクションの発端は、ポルトガル人女性からもらった1セットのタロットカードだった。
今や国際カードコレクター協会に所属するゴルダンダスさん、コレクターズパックやその他興味深いカードパックの収集に励む。

「始めの頃、収集するカードパックは、アメリカ合衆国やヨーロッパから取り寄せていたから、それが届くまでの間はまるで心配性な両親のように、日数を数えながら待っていたもんだ。」

さて、お次は何を?
「うーん、最近妻がわたしの趣味が費やす時間とスペースになやまされておって。だがカードで遊ぶことはいつでも心踊るもんだ。」

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先日書店で、リムカブックを見つけました。インド人の持つ数々の記録を記載した、写真の豊富なインド版ギネス。


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