インドをもっと知ろう!

English

 News from India

Home

のりにのる便座SMS詩人
2004.5.28(金) The Times of India

バスルームシンガーは聞いたことあるが、SMSで詩を書いてよこすなんて人、聞いたことある?
それはまさに広告ライターで詩人のプラソーン・ジョシが、「ハム・タム(Hum Tum)」のためにやらなきゃいけなかったこと!

「マレーシア広告大賞の審査員としてクアラ・ルンプールにいたとき、最終トラックはほぼ完成していたんだ。突然ディレクターのクナール・コーリ氏とアディーティヤ・チョープラ氏からの電話が鳴って、キャラクターのイメージと違うから歌の内容を変えてくれと要望された。」
プラソーンは言う。

そこで考えたこと、静かな場所へ腰かけて、よし、書いた詩をSMSで送っちゃおう!
えーっと、どこがいいかな、そこで見つけたのはなんとトイレの個室。
「1行書いて送ったら、OKの返事、続けてさらに変更箇所の依頼メールが。」

そこでまたじっくり座りなおし、お勤めに励むことになったプラソーン。
しかし外では人々がざわめきだした、トントン、早く出ろよ。
なぜって「個室にこもり、ハミングしながら歌詞を大声で歌ってたんだもんね。クレイジーだと思ったことだろうよ。まあ運良く待ってくれてた人たちはクリエイティヴな人々だったんで、引きずり出すような乱暴なことはしなかったね。」

プラソーンの作品は広告ライターとしての面白味に富み、若い人たちに特に支持を得ている。
過去にヒンディ語、ウルドゥー語の詩集を3冊発表した。

しかし、この国でもっとも多忙な男が、どうやったらこれだけのアグレッシブな活動をする時間を持てるのか?
「忙しくて時間がない、なんていう奴らは、うそつきさ。自分の好きなことをやる時間ぐらいは持ってるはずだ。詩を書くこと、広告を製作することは、わたしにとって仕事じゃない。楽しんでやってることだ。だから疲れることなんてめったにないよ。」
プラソーン氏。

じゃあ、次は何を?
近日新しい詩集が出版される予定で、50の詩がすでに書かれた。
「ラクノウ(Lucknow)出身で、詩やウルドゥー世界に浸るだけの十分な時間を持っている。そして、わたしのおじも有名なヒンディ詩人なんだ。」

*********************
トイレの個室からでも根性で仕事、好きでなければやっていかれません。


Copyrights  © 2001-2004,ASKSiddhi.com, All rights reserved.