BPOは外国人を積極採用
2004.7.27(火) The Times Of India
New Delhi :
近頃のBPO(Business Prosess Outsoursing...職務委託)企業は、イギリス、アメリカだけでなく、世界のありとあらゆる国々と、国籍・言語を問わない取引を実現しようとしている。
単に諸外国語を話せるインド人だけでなく、取引の質を向上するためにも相手国の事情をよく理解する外国人も、積極的に採用している。
BPO企業の代表格NASSCOMによれば、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語、日本語に対応したビジネスは、これからのポテンシャルは大変高い。
より多くの言語におけるサポート、マルチリンガルサポートはBPO企業にとって必須で、特にそれぞれの言語を話す国から来た外国人による、ネイティブ言語サポートは重要であるという。
あるマルチリンガル企業では、10%が外国人社員、それぞれ自国からクライアントを運んできてくれる。
ウィプロ(Wipro)では、9カ国語によるサービス提供をしている。
テクノヴェート(Technovate)CEOのサーニ氏は、
「例えば、ドイツ人ならドイツの文化、習慣、祭りなどの行事に精通しており、単にドイツ語を話せるだけのインド人には対応しきれない部分をサポートできる。」
ノルウェイ人のエヴェン・イングさんは、テクノヴェートに2003年11月に入社。
以来チームリーダーとして活躍、6ヵ月以内にオペレーションマネージャーに昇格した。
「ノルウェイ語が話せるというだけで、グローバル企業で今をときめく最先端の仕事を得、かなりいいビジネスもできている。また、贅沢な造りの社宅で快適な住まいも保証され、自分の国では億万長者しか考えられないような福利(メイドを雇うことなど)も受けることができ、大変満足だ。支給される給料は自分の国のそれと比較すれば少ないかもしれないが、それ以上の恩恵は受けている。」
と話す。
休日には、モーリシャス、スリランカ、ラジャスターンなどを旅行して過ごす。
スイスから今年1月にやってきたパトリックさん、旅行会社でコンサルタントとしての職を得た。
ここでの労働待遇は、非常に恵まれているという。
「友人や家族に会い、懐かしいスイス料理を食べるために数週間はスイスへ帰ることもあるが、また戻ってきますよ。」
また、一部の企業はこういった外国人社員に、無料の航空券と宿泊券、健康保険、発電機、特別休暇などの高待遇な手当ても惜しまない。
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近頃わたしも、インドに住んでいる日本人というだけで、日本では考えられないような仕事の機会がたくさんあるということを知りました。目指せインドで就職!
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