大統領へのメールが生徒の未来を救った
2004.6.27(日)
Rediff.com
5月、ウッタル・プラデーシュ州ラムプールに住む17歳の学生アキル・グプタさんは、CBSEクラス12試験物理の結果が13%と知った時、大変なショックを受けた。
他の教科はほぼトップクラスの成績で、彼自身も90%以上の得点を物理に期待していた。
アキルさんの通う学校の校長を含め、誰もが数学で97%もの得点をはじき出している彼の、そんな無残な試験結果を信じることができなかった。
この試験結果は、この有望な学生がいいカレッジへ入学する資格を奪おうとしていた。
CBSEへの問い合わせも素早い対応が得られず、ショックを受けたアキルさんは大統領A.P.J.アブドゥル・カラム氏やコングレス党チーフのソニア・ガンディー氏などの指導者に、自らの苦境を訴えるためのEメールメッセージを送信した。
ラシュトラパティ・バワン(大統領官邸)当局によれば、毎日何百通のEメールを受け取るカラム大統領は、アキルさんの苦境をつづったメッセージを読んだあと、スタッフに試験結果の追跡調査を依頼。
その後、アキルさんの13%だった物理の試験結果は、実際は85%だったことが明らかになった。
おかげでラジャスタンにあるビルラ技術&科学インスティトゥートへ入学申請をすることができたアキルさんは、大統領に感謝を述べると同時に、今後こういったミスで有能な学生が苦しむことのないように、結果追跡システムの見直しを求めた。
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一見小さい国民の声もないがしろにしない大統領は、大物だと思います。
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