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辺境村の子供たちへ寄宿舎提供 
2004.4.27(火) The Hindu

交通手段も未発達な辺境の村村に住む子供たちは、遠い町にしかない学校へ通うことの苦痛から、退学することも珍しくない。
しかし今回、辺境開発プロジェクトのもと、タミルナードゥ州アナイカッティ村の子供たちのために、公立学校の近くに男子専用ながら寄宿舎が建設されたことにより、こういった子供たちが学業を続けることが以前よりも容易になったのではないだろうか。

寄宿舎建設プロジェクト「全インドムーブメント(All India Movement)」のコーディネータを務めるヴェヌゴパル氏によれば、寄宿舎建設の恩恵により学校の退学者や欠席者が謙著に減少してきたという。

今までは辺境の村に住む子供たちにとって、学校に通うためにはかなり長い距離を行かねばならず、未発達な交通手段と併せて、次第に足が遠のいていくことになってしまう。
そこで学校中途退学者や欠席者を最小限にし、辺境の人々にもっと楽に教育を受けさせ、少しでも多くの子供たちが児童労働者となるのを防ぐことを目標に、このプロジェクトは開始された。
またコストエフェクティブ(低価格)での学問提供も重要な点だ。

建設された寄宿舎は、アナイカッティ村を始めとする近隣の村村からの子供たち125人収容可能。
管理人、調理人、監視員なども常駐している。
現在インド国内には4つのこうした寄宿舎があり、タミルナードゥ州には初登場。

毎月600ルピー支払えば、子供たちは全ての設備、食事を自由に利用してよい。
また夕方には特別講義授業も行われ、課外活動なども用意されている。

同プロジェクトは10年生を終えた子供たちに、自力で収入を得るための職業訓練校入学への斡旋、子供たちの母親に当たる女性たちの生活向上のための技術支援、職の提供、衛生講義なども行っている。

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少しでも多くの子供たちが楽に教育を受けることができるようになれば、インドの底力が発揮される日が来るのではないでしょうか。

 


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