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バーチャル・ラブは国境どころか年齢も超える
2004.2.25(水) The Times Of India

Katreana Charles Eldridgeさん(51)は、Katreana Atul Thakerさんになった。

新しい住所はグジャラート州ラージコート(Rajkot)にある団地の一角。
遠く離れた故郷アメリカのワシントンから嫁いで来た。

バーチャル世界は彼女とAtulさん(34)を惹き合わせ、このアメリカ女性の恋愛は24日朝、ヒンドゥー婚儀式Saat Phera(部屋の中心で火を焚いて、その周りを二人で7周する)とMangalsutra(既婚インド女性の証となるネックレス)を身に着けた瞬間、本物となった。

二人の間で交わされた3年間にわたるインターネット上のチャットコミュニケーションは、離婚歴があり11歳の娘を持つKatreanaさんを、ラージコートに家族と共に住む運命の人Atulさんのもとへ導いた。

24日朝、たくさんの親族や友人たちの見守る中、二人はヒンドゥー婚によって夫婦として結ばれた。

「わたしの娘ドロシーは興奮しています。残念ながら結婚式へ来ることはできなかったけれど、新しい父親に会えることを心待ちにしています。」
とKatreanaさんは語り、アメリカで現在学んでいる奉仕と社会学のコースを修了次第、ラージコートへ移住する予定だ。

コンピュータ・ハードウェアサービス業のAtulさんは、始めから彼女の年齢、性別、住んでいる都市すべてを知った上でのコミュニケーションで、あとは自然に恋に落ちていった、と語った。

二人は21日、Katreanaさんがインドへ降り立ったその時がまさに初対面
それ以前に写真も交わしているし、何よりお互いのことはよく知っている、とAtulさん。

「この年齢になると、やさしく気遣いしてくれる人が必要で、まさに彼の中に、わたしの探していた人を見つけることができたんです。
彼がプロポーズしてきた時、とても”ノー”ということはできませんでした。」
Katreanaさんは滞在中3日間ですでに、Atul家に快適になじんでいることにも驚いている様子だ。

さてAtulさんの家族は、この新しい異色のお嫁さんに対する心の準備はできていたのだろうか?
親しい友人や家族によれば、まだ嫁いでいない二人の娘を持つ「姑」はこの縁組にはそれほど熱心ではなかったらしい。

また「舅」であるAtulさんの父親は、初めてこの話を聞いた時、ちょうどAtulさんの見合い相手を探していたときで、正直言って年齢差にはショックを感じたが、もし無理に他の女性と結婚させても息子が不幸になるだけだから、と結局賛成した、とのこと。

時々アメリカ人のサイバー・ガールフレンドについてAtulさんをからかったりしていた周囲の友人たち、ネットがつなぐ恋愛は信じられなかった、という。


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この例とは違いますが、インドのお見合いサイトを利用し、一度も会ったことのないアメリカに住むNRIとインドに住むインド人との結婚が、わたしの身の回りでつい最近ありました。
お互い正直でいれば、ネットがつなぐ恋愛も十分ありうると思います。


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