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近くなった「ファーイースト」
2004.7.24() The Times Of India

最近になって、主に2億人存在するいわれる中・高所得層のインド人にとって、香港、マレーシア、シンガポール、タイなどへ、ストレス解消のための買い物ツアーへ向かうトレンドが急増している。

これら東南アジア諸国は、7月から3ヶ月間にわたるバーゲンシーズンになるとまさに多くのインド人であふれかえる。
ケサリツアーによれば、これまでのように都市の共働き世帯だけでなく、地方の富裕層にも海外旅行の客層が広がっており、さらに東南アジア諸国を目指す家庭の平均収入は月4万から5万ルピー世帯の中所得層が多いと言う。
「これまでこの層に売れていたネパールではなく、香港行きを希望する方が増えてきました。」

「バーゲンシーズンに最もお金を使っていくのはインド人のお客さまです。」
マレーシア観光Tourism Malaysia)によれば、今年は去年に比べ20−25%のインド人観光客の増加、また香港観光局Hong Kong Tourism Board)によれば、SARSの影響を受けた昨年5月と比較して、今年5月は75.4%増加、2002年5月と比較すると18.3%の増加になっている。

通常5月は平常期の香港だが、今年に入り既に169万4千人がインドからの観光客、シンガポールは今年5月だけで65万9千人がインド人観光客で占められている。

なぜ東南アジア諸国に、これまでにないほどのインド人が買い物にやってくるようになったのか?
理由の一つとして考えられることは、インドの人口11億人のうち7千万人を占める30代から40代の比較的若い層が、経済成長の恩恵を受け、購買力が強くなってきたこと。

先月香港へ行ってきたというあるITコンサルタントは、
「東南アジア諸国はイギリスやアメリカと異なり、3日間の休暇で比較的気軽に訪れることができることが魅力。買い物でストレスを解消するのに最適の目的地です。」

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外国人に気に入られる観光地としてアピールしていこうとしている日本も、これからはインド人観光客をもっと積極的に受け入れるべきではないでしょうか。


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