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ダーム氏、インド企業20社へ2億5000万ドルの投資
2005.12.23(金) Times News network
インドと米国のハイブリッド・ベンチャーキャピタル(VC)ファンド、ニューパスベンチャー(New Path Ventures)LLCは、新たに獲得した2億5000万ドルの資本をそのままインド企業20社を対象に投資することを計画している。
その計画のため同VCは、バンガロールにインドオフィスを開設する予定。
「始めは6社から8社への投資を考えている。」
NPVの共同設立者で代表取締役であるヴィノッド・ダーム(Vinod Dham)氏は述べた。
ダーム氏はデリー、バンガロール、チェンナイ、ムンバイにて、主に携帯電話ソフトウェア、ドットコム、そしてとりわけデータマイニングに関する市場リサーチを行っている各業種別17社と会合を持った。
同VCはこれら企業のうち、バンガロールとデリーそれぞれに拠点を置く2社への投資に興味を示し、来年の第一四半期までに最終的な見通しを明らかにすると述べている。
しかしながら同氏は、それ以上の詳細については明言を避けている。
ダーム氏は今月19日、NPVがインキュベートするプネの企業Nevis Networksが開発した、ネットワークセキュリティー製品パッケージソフトの発売のため、同市も訪問した。
インド企業には、経営計画の段階から新規株式公開に至るまでの世話役として、単なるベンチャーキャピタルではなく、指導役となる「メンター」の役割が必要であるとダーム氏は感じているところは興味深い。
すなわち現時点で多くのインド企業には、グローバルマーケットを理解し、スケールアップへと導いてくれる上級管理職の人材に欠けている、と彼は語った。
さらに売上高4000万ドルクラスの企業は、一定レベルに固定されてしまい、自社の力のみではスケールアップは難しいとも述べている。
同VCはそういった企業を対象に、資本、顧客、そしてインドが誇る才能ある人材へのアクセスを支援するために、在インドスタッフ80%、在米スタッフ20%というクロス・ボーダーモデルを示す。
プネという都市の持つポテンシャルについてダーム氏は、
「当初私は、プネの地位はバンガロール、ハイデラバード、ムンバイ、デリーの次であると考えていたが、現在はオフィスの設置にはバンガロールのすぐ後に続く魅力的な都市であると言える」と述べ、年々都市機能が向上し続けるプネには、特に「チップ技術」系の優秀な人材が豊富であり、多くの企業がプネにオフィスを開設し始めていると付け加えた。
ダーム氏によると、トップ民間金融機関13行のデータによれば、今後5年間でインドに注ぎ込まれるVC資本の投下は劇的な増資が予測されている。
Translated by: Mitsuru Nakao
Edited by: Yoko Deshmukh
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投資還元のバランスが、この国には一番必要なことでしょうか。
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