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クッルーのダセラ
2004.10.23() Indiatimes.com

ヒマーチャルプラデーシュ州のクッルー地域でも、ダセラ祭りは盛大に祝われている。
インド国内でのダセラ祭りは終わりに近づいてきたが、クッルーでは今まさに始まったところだ。
10日間の祭りは、クッルーの谷がもっとも活気づく時である。

クッルーのダセラは基本的にラーマーヤマに従って祝われるものであるが、この地方を治めていた王のエピソードなど、独自の背景も併せ持つ。
月が満ち始めた10日目からスタートし、ヴィジャヤ・ダシュミー(勝利の日)は7日間続く。

カラフルな衣装と金・銀に身を包み、自らが神や女神たちになりすました信者たちは、クッルーから谷の隅々まで行進する。
第1日目にラグナト(Raghunath)と呼ばれる神に祈りを捧げ、残りの9日間は儀式、ナッティという舞踊、歌やパフォーマンスが繰り広げられる。

ダセラ第一日目、ラグナト像は派手に装飾された戦車に乗せられ、普段奉られている祠を離れて村中を練り歩く。
普段奉仕している村人たちの祈りに応えるためである。

そして祭りの最終日、ランカー(ラーマーヤナの登場人物)を倒木や枯れ草で燃やす行事には、ラグナト神の乗った戦車はそこへ運ばれ鎮座して見守る。
全ての儀式が終了すると、戦車とラグナト神は来年まで、また元の位置(スルタンプールの寺院)に安置され、村を守る。

行事の一環として、谷で商売をする商人たちが仮設の店を出店し、ウールのショールや帽子、ブランケット、プッラン(植物の繊維と羊の毛でできた昔ながらの履物)などを売っており、クッルー谷の伝統工芸を目にする絶好の機会であろう。

庶民たちは祭り期間中7日間、商売、歌、踊りに忙しい。

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それぞれの地方で祝い方に違いがあります。ところで昨日はお菓子を食べそびれたので、今日はぜひ。


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