インドネシアに12センチ近づいたインド
2005.3.22(火) Web123India.com
Hyderabad:
昨年12月26日にインド洋沿岸及び諸島を襲ったマグニチュード9.0の地震に伴う巨大津波により、インドとインドネシアとの間の距離がおよそ12センチ近づいたことが、科学者らの調査により明らかになった。
ハイダラバード国立地球物理学リサーチ機関(NGRI)の地質学者が明らかにしたところによれば、この地震と大津波により、アンダマン・ニコバル諸島が地理的に南東に数メートル移動した。
「アンダマン・ニコバル諸島は、およそ1〜5メートルほどの沈下をした。同諸島及びスマトラ島北部が全体的に少なくとも5メートルほど西、もしくは南西に動いたことになる。アンダマン・ニコバル諸島諸島全体が1メートル西に動いた。しかもなんと、アンダマン海溝断層を超えたインド亜大陸上の各都市チェンナイ、バンガロール、ハイダラバードはおよそ10〜15メートル東にずれている」
GPSの地点ごとのデータをもとに分析したNGRIの科学者チームは上のように語り、バンガロールとスマトラ島のメダンは12センチ縮んだとまとめた。
昨年の地震で発生し、インド東海岸の広い地域を襲った大津波で、インドだけで16,000人の死者を出し、被害総額は11億ドルに上った。
今回収集された調査結果により、アンダマン・ニコバル諸島ポートブレアも南東に1.15メートル移動、特に同諸島に関して、地図の再作成も検討されている。
また、津波後の周辺海域の海面レベルはおよそ1.5メートル上昇した。
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近くなったということを、喜ぶべきなのでしょうか。
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