ボリウッドもついに「キス」参入
2004.6.21（月） Pune Times

世界で初めて「キス」が演技に導入されたのは１８９６年イギリス、現代では某アメリカの映画賞で「ベストキス・オブ・ザ・イヤー」賞が授与されるほど。

話をボリウッドに移せば、ここでも同様、昔からキスを演技に取り入れてはいた。
しかし肝心の場面には、背後から撮影、もしくはキスする２人の間にバラの花、または小鳥がさっと飛んだり、ズバリそのスポットは隠された。

「Murder」、「Khwaish」、「Jism」、「Hawas」といった最近の映画には、キスも頻繁に取り入れられ、観衆たちにも一般に受け入れられるようになってきた。
ここはひとつ、ボリウッドでも「ベストキス・オブ・ザ・イヤー」賞授与してみれば？

他の多くの女優同様、スクリーン上でキスシーンの「場数」を踏むメガーナ・ナイドゥ（Meghana Naidu)さん。
「人々はキスすることに対して冷静だし、一般にキスシーンを観ることを楽しんでいると思います。もちろん映像として流す以上は限度が必要と思うし、きちんと編集した上で公開すべきですが。ボリウッドが『ベストキス』に賞をくれればいいのに、そうしたら何かが変わるんじゃないかしら。」

先日公開され話題と波紋両方で騒がれている「ガールフレンド（Girlfriend)」で、男と女のきわどいシーンを演じる女優カラン・ラズダン（Karan Razdan）さんは、
「ボリウッド映画にはほとんど毎秒のようにヒーローとヒロインが唇を合わせる場面が実際にあるし、みんなそれを観るのを楽しみにしているわ。『ベストキス』賞、やるべき。」

映画評論家のタラン・アダルシ（Taran Adarsh）氏は、
「もし（『ベストキス』についての）賞を与えるとしたら間違いなく『Khwaish』だろう。ボリウッドの映画製作者たちは年々年老いてきており、彼らは「手と手をつなぐ」ことを愛情表現の手段として教育された人々。今後はキスに対する余計な憂慮を捨て、それを愛情表現の一手段として積極的に演技として取り入れられるべきだ。」

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新聞に載っていた写真には、「Dev」の一場面であるファルデーン・カーン（Fardeen Khan）さんとカリーナ・カプール（Kareena Kapoor）さんのキスシーンが。