インドをもっと知ろう!

English

 News from India

Home


photo from Rediff.com

世界一グリーンな建物オープン
2004.7.20(火) Rediff.com

14日、大統領アブドゥル・カラム氏により、ハイダラバードHITEC(ハイテク)シティ近くに新しくできた、面積5エーカーのCUソーラブジー・ゴドレジ・グリーン・ビジネスセンター(CU- Sohrabji Godrej Green Business Centre)がオープンした。

このビルを自社ビルとするのはCUゴドレジ・GBC、チェアマンのジャムシェド・N・ゴドレジ氏によれば、アメリカ合衆国グリーンビルディング委員会のLEED認定で、「プラチナ級」を受賞した唯一のビルで、「世界で最もグリーンなビル」と評されている。

ゴドレジ氏によればこのビルの建築成功は、世界へのインド産業のプロモートと、環境保護を同時に実現したとしている。
80%の建築資材はリサイクル素材を使用しており、また莫大な容積の雨水を貯水できる施設を完備するとともに、水の完全再利用循環システムで、新たな水道設置の必要がない。

省エネに対する工夫があちらこちらになされ、通常のビルに比べて55%のエネルギーカットとなる。

自然光がふんだんに採光されるため、電灯もほとんど必要ない明るさ。
また、エアコンタワーとよばれる2基のタワーが、水の噴射により空気をあらかじめ7−8度冷やし、屋上の庭園が、空調システムのコスト削減のための工夫となっている。
残りの屋上部分にはソーラー発電パネルが設置され、24キロワットの発電ができる。
これは、ビルが一日に必要とする電力の、約20%とされている。

ゴドレジ氏は、
「わたしたちがこのビルを建てた目的は、アジアや湾岸地域、世界のビジネスビルの目標となるため。GBCのビジョンでは、2015年までにインドがアジア地域のグリーンビジネスのリーダーとなりたい。」

また、GBCは、2006年までに10のグリーンビル、2005年までに5つの世界クラスの省エネ企業の建設を計画している。

*********************
関連ニュース −
最も「グリーン」なハイダラバードのオフィスビル


Copyrights  © 2001-2004,ASKSiddhi.com, All rights reserved.