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マンモハン氏次期首相へ指名
2004.5.20(木) Navhind Times
PTI New Delhi May 19: 
 
ソニア・ガンディー氏が首相の座を辞退する意向を示したため、コングレス党幹部マンモハン・シン(Manmohan Singh)氏が異例の次期首相候補に挙げられた。
また、外国生まれの首相に差別的な視線を向け、コングレス党を引きずりおろす恐れのある経済家たちに、「経済はいま彼の手の中で安全である」ことをアピールした。

大統領アブドゥル・カラム氏は、ソニア氏との15分ほどの会見で彼女の首相辞退の意向を受け、71歳の「サルダールジー(スィク教徒)」マンモハン氏に現首相アタル・ビハリ・バジパイ氏の後継を指名した。
現在インド中でこの異例の一大政治ドラマに大騒ぎになっている。

初のイタリア生まれのガンディー氏から、初の非ヒンドゥー教徒のマンモハン氏へ、次期首相はいずれにしても多くの例外を生むだろう。
マンモハン氏が首相のポストを受け入れるか否かは、今週末までに明らかになるだろう。

しかしながらマンモハン氏の「本音」はガンディー首相誕生を望むことだった。
「ガンディー氏の支持率、人間的な器は完全にインド首相たるものであり、この地位に就任してもらうよう再三説得したのですが・・・」
彼はレポーターからのインタビューにこう答えた。

インド下院「Lok Sabha」から圧倒的な支持を受けるマンモハン氏。
この数日間、世相の雰囲気は「ガンディー首相誕生」だったにも関わらず、ガラッと一転した。

トップの座を辞退したことで政治的センセーションを起こし、脚光を浴びるソニア氏だが、現在は「最終決断」が下されたことでリラックスしているという。
コングレス党総裁である彼女は「全てが終了し、とても満たされている。」と語った。

次期首相へと指名されたマンモハン氏は、月曜日(17日)に歴史的な大幅下落が見られた株式市場などに触れ、マクロ経済ポリシー、成長バランス、社会保障網の両立、雇用機会の創出、農業へのより注意深いフォーカスなど、インド経済への政府の責任について改めて発言した。

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ソニア首相からマンモハン首相へ、現在インドでは大騒ぎになっています。


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