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2004年は大激動の年
ASKSiddhi Staff

2004年は大激動の年であった。

国民民主同盟政府(BJP主導による)の終焉を見、他党からの支持を受けて国民会議派(Congress)が政権に返り咲いた。
最も記憶に残る出来事は、ソニア・ガンディー氏が多くの人から望まれながらも首相の座を辞退したことだろう。

2004年は、世界最大の民主主義国家が、世界で最も成熟した形で再び民主化した。
数回行われた下院ロク・サバー(Lok Sabha)議員選挙のどれもが、完全なる自由かつ平和な空気のもとで行われた。

インド人民党BJPにより率いられた国防政府は、「輝くインド(India shining)」スローガンを全面に打ち出し、経済成長に伴う好景気を市場および国内全体にもたらしたものの、5月の選挙であっけなく落選してしまった。

それに代わって政権を握った国民会議派は、イタリア出身の女性党首ソニア・ガンディー氏を首相に推して、多くの政党に支えられて樹立した。
しかし、ガンディー氏はそれを辞退し、前金融大臣のマンモーハン・スィン氏が首相に就任、ドラマチックな展開として人々を政治舞台に釘付けにした。

ロク・サバーのほか、アーンドラ・プラデーシュ、カルナータカ、オリッサ、スィッキム、マハーラシュトラ、アルナーチャル・プラデーシュ各議会でも選挙が行われた。
マハーラシュトラでは、「農民たちに電力の無償提供を」を政策に掲げた国民会議派が、シヴ・セーナBJPを抑えた。

以上が2004年のインドを揺り動かした大激変だったが、最も大きな出来事といえば、年も終わりに東海岸を襲った大津波による、史上最悪の大惨事だろう。

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3週間ほどインドを離れ、久々に戻ってきた1月9日、道端で遭った近所のおばさんは第一声に、日本からの津波被害への援助額の大きさについてコメントしていました。
参考リンク(ASKSiddhi.com)−
2004年4月のニュース
2004年5月のニュース


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