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バーンズ国務次官「米国にとってのインドは『最重要国家』」
2005.10.19(水) Embassy of the United States, Japan
New York:
米国外交政策における「最も重要で無視できない」変化の1つとして、今後数年以内にインドはアメリカ合衆国の最重要戦略パートナーの一国となるだろう、10月18日、米国外政担当のニコラス・バーンズ(R. Nicholas Burns)国務次官は関係者に語った。
10月20日〜22日の訪印に先立ちバーンズ氏は、ブッシュ政権がインドを「米国にとって、実質的により大きな注目を必要とするキーパワー」の1つとみなしていると述べた。
「次の半世紀に、国境を超えた課題、すなわち地球規模の異常気象、テロリズム、バイオ・化学・核兵器拡散、覚醒剤不法取引、国際犯罪、女性や子供の密輸等に立ち向かう上で、アメリカとインドの意志は共通すると見ている。そしてこうした課題に対するインドの軍事的、経済的、政治的取り組みにより、全世界が恩恵を受けるだろう」
同次官は、米国とインドの新しい関係は、2カ国の価値と関心、そして「21世紀の民主主義、平和、安定性を、いかに育成していくかに関する視点の共有」を前提とした強固な基盤の上に立っている、と語る。
米国はインドを、若く能力のある労働人口と技術的に高度な軍隊を有する「頭角を顕すグローバルパワー」と見なし、25年以内に世界最大の経済5大国のひとつとなるだろうと見ている。
「米国はインドに対し、50年先も変わらず、個人の自由を尊重しつつ、法規制及び自由で公正に選挙される憲政を特徴とする、多民族、多言語、他宗教の民主主義国家であり続けるだろうとの自信を持っている」
人と人とのネットワーク
バーンズ次官はまた、政府間の努力のみが唯一の二ヶ国関係の礎ではないとも言う。「それ以上に、ビジネス、個人、学術間で、人々の交流とそれによる達成をいかに豊かに織り込みながら共に発展し、文化的、政治的隔たりを埋めて理解し合うかが、将来緊密な関係を築いていきたい米印両国に必要なことである」
過去において米国とインドは、散発的干渉、警戒等により、互いに鋭く相反する視点を抱えていた。
しかし1998年のクリントン政権以来、そしてブッシュ政権になってからはますます、米国とインドの関係に抜本的変化が訪れている、とバーンズ次官は語る。
「歴史的なターニングポイントは、インドのマンモーハン・スィン首相の7月の公式訪問で幕を開けた。アメリカ人は米国とインドの関係に変化が訪れている信号を明確に感じ取ることができた。米国は、最も高い敬意をインドに払い、この関係を維持するための強い希望を持っている」
スィン首相訪問の間、二ヶ国は経済とエネルギー、グローバルデモクラシー・イニシアチブ、災害対応イニシアチブ、HIV / AIDSパートナーシップ、教育や農業、スペースプログラム等について活発な対談を行い、中でも主要な課題とされたのは米印間の民間核協力イニシアチブとされている。
(一部略、後略)
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現在の民間人にとっての課題は、アメリカによるインド人への入国ビザ緩和でしょうか。
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