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超小型放射線探知器開発に多大な功績
Times Of India 2003.10.15

グジャラート州の小さな寒村出身のGordhan Patel氏は、テロリストの攻撃に対抗する、一般に流通可能な優れた防御手段を開発した。

Self-Indicating Instant Radiation Alert DosimeterSirad――警戒放射線線量即時自己表示計)として知られるこの発明は、クレジットカードサイズの検波器で、放射線に反応すると青色に変色する細長い窓のような部分がついている。

9.11の同時多発テロ事件以降、アメリカ政府はテクニカルサポートチームを結成し、対テロ対策のための科学技術面での精鋭を結集させるべく、優れた開発者の偵察発掘を開始した。
Patel氏の放射線線量計は、集まった1万6千人の候補の中でも、特に高い評価が期待できるとしてアメリカ国土保安省の目に留まり、絞られた120名のリストの中に加えられた。

これまでニュージャージーにある彼の工場兼研究室は、アメリカ政府から約150万USドルの開発資金援助を受けていた。
今回このPatel氏のJP研究所は、国土保安省からカード数千枚分に相当する10万5千USドルの発注を取りつけ、また防衛省とは数百万USドルに値する契約を交渉中であるという。
現在この研究所は、製造ライン工場を全米各地およびインドに拡大するための準備も進めている。

兵士および一般市民は、このカードを、万一の核攻撃、および、通常弾頭が放射性物質によって覆われている細菌兵器などの攻撃の際、自分の居場所が放射能の汚染にさらされているかどうかを見極める時に使う。
またそれ以外にも、普段日常生活で放射能に触れる機会の多い研究者、放射線技師、そして原子力発電所の近くで生活している人々などにも役に立つだろう。

現在価格は、軍関係向けに5USドル、警察、救命救急隊員や一般市民向けには5USドルから7USドルの製品の提供を考案しているという。


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