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クリスマス目前:アーンドラから世界へのメッセージ
2005.12.15(木) South Asia News Onlypunjab.com
13日、世界平和イニシアチブ(Global Peace Initiative)とキリスト教団体Gospel to the Unreached Millions(GUM)主催により、宗教を越えたアーンドラ・プラデーシュ指導者によるクリスマス祝典(Andhra Pradesh leaders Christmas Celebrations)が開催された。
同イニシアチブの代表であるK. A. ポール(KA Paul)氏は演説の中で、世界最大の民主主義国家であり世界を導く能力を持つインドは、もはや国連の常任理事国入りを懇願する立場を超え、インド人から次期国連事務総長が選出されるべき段階を迎えているのだと訴えた。
「7カ国から市民権(の発行)を拒否された経験を持つ私は、この国に対して期待を持っている。インドが世界のナンバーワン国であって欲しい。」と表明した。
ポール氏はインドという国について、国民のわずか1パーセントを占めるに過ぎないシーク教徒コミュニティから現マンモーハン・スィン首相が選出されたこと、「同様に、国民の15パーセントほどを占めるコミュニティ出身のアブドゥル・カラム大統領、国内最大の政党を率いるソニア・ガンディ党首はカトリック教徒でしかも外国(イタリア)出身であることを見ても分かるように、我が国は人種差別のない真の民主主義を実現してきた。米国が今までに、わずか1パーセントのコミュニティからリーダーを選出できただろうか。」と問いかけた。
インドのように、国内で平和を体現するばかりか、その平和を国外にまで推進できる国は他にはない、とポール氏は付け加え、(中略)「我が国は世界平和において重要な役割を担うべきである。従って次期国連事務総長はインドから選出されることが望ましい」との見解を表明、もはや国連の常任理事国入りを懇願する立場ではないと述べた。
さらにインド人は世界のどの民族にも劣らず、これまで世界で勃発した主な戦争を、世界平和イニシアチブとして5度終結できたことに、インド人として誇りを持っている、とポール氏は続け、米ブッシュ大統領に対イラク戦を思い留まるよう勧告したのも、同イニシアチブ代表としての彼の務めだったと語った。
同祝典には、ヒンドゥ教徒だが州を代表する各要人も参加した。
アーンドラ・プラデーシュ州ダジャセカーラ・レッディ(Y. S. Rajasekhara Reddy)大臣は、「『自己を愛するがごとく、隣人を愛せ』というキリストの偉大なメッセージこそ、世界平和を成就させるための基本的要素である」と語った。
「ポール氏の平和に対する尽力に感謝し、わたしたちもまた、彼の平和活動の全てを支持するべきである」と言い足した。
元州大臣で、現テルグ・デーサム協会チャンドラバブ・ナイドゥ(N Chandrababu Naidu)代表も、「キリスト教の教えは寛容、愛、平和の体現を説くものである」とみなし、ポール氏を平和の大使と呼んでいる。
同じくヒンドゥ教徒で、主賓として迎えられたアーンドラ・プラデーシュ州スシルクマール・シンデ(Sushilkumar Shinde)知事は、ポール氏はイエス・キリストによって送られた平和のメッセンジャーであると賛美、「キリストの原則は現在の(インドの置かれている)シナリオに非常に相通じている。国連の代表としてのインドを創り上げていくべきだいうポール氏のビジョンを受け入れたい」と語っている。
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ポール氏のメッセージは、大げさなようですが全てインドに関する事実です。
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