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路上の労働者たち、テロリズムへの救世主となるか
Times Of India 2003.10.15

最近テロの頻発するムンバイで、靴磨き少年たち、トイレの番人、路上商人やポーターなどといった主に駅や陸橋周辺の路上で活躍する労働者たちが、テロリズム警戒への早期発見に脚光を浴びている。
また路上で活動する150の「バジャン マンダリ(宗教的な歌を歌う人々)」集団にも協力を依頼している。

鉄道警察当局によると、いまやテロの脅威は列車の中だけでなく、駅や陸橋にも及ぶとし、「高い厳戒態勢を敷いている」という。
3500人の鉄道警察に加え、数千のボランティアの援助も借りる。
これらのボランティアたちは鉄道警察より支給されたIDカードにバッヂを身に着けている。

最近の報告では、これらのボランティアの活躍で、アンデーリ、クルラ、バンドラ(Bandra)やムンバイCST(ヴィクトリア・ターミナス)駅周辺での、主に引ったくり等の軽犯罪の検挙に大いにつながっているという。

ボランティアと言えども、大きな功績を上げた者にたいしては、賞状や賞金などが渡されている。
過去4件の功労者に、1000ルピー(約3000円)程度の賞金が与えられたそうだが、こうした路上の労働者にとってはかなりの大金だ。


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