あなたのヴェスパがオランダで復活
2004.7.15(木) The Times Of India
AHMEDABAD:
古くなって動かなくなったヴェスパ、ランブレッタに、必要以上にもう手を焼くことはない。
全ては、オランダに輸出すれことによって解決するだろう。
おじいさんから譲り受けたような、そんな古いヴェスパをオランダに売って、買う人がいるのかどうか心配かもしれないが、オランダ人にとってヴィンテージものはファッションであり、なかなかいい値段で取り引きされるのだそうだ。
1人のオランダ人の若者が、最近ヴェスパ26台を買い取っていった。
彼の名前はリチャード・ブルインスマさん28歳、不動産経営関係のビジネスマン。
インドで1台12606ルピー(220ユーロ)で買い取った壊れかけのスクーターを、当地で800ユーロ(45840ルピー)で売りさばくやり手だ。
これからももっと多くの台数を獲得したいと躍起だ。
「オランダ人は金を持ってるし、ヴィンテージに価値があると思い込んでいる。寿命?そんなことにこだわる人はいない。」
ブルインスマさんが買い取っているスクーターは、ユーロ基準が導入されたインドから、徐々に姿を消しはじめている2基エンジンのもの。
オランダで、排ガス基準が適用される乗り物は、1974年以降に製造されたもので、「1970年以前に製造されたヴェスパなら、明るい色を塗って、ちょこっと改装すれば問題なしにアムステルダムの路上を走れるのさ。購入者は、耐久性よりも見た目のカッコよさで買っていくんだ。」
イタリア製のスクーターに対するトレンドを、何とか金儲けの種にしようとネットを閲覧していた時、インドのある都市(Vishakhapatnam)に、古くなったヴェスパを売る会社を見つけた。
2005年からヨーロッパ諸国で、120cc未満のバイクに無免許運転が認められる法律が施行されれば、ビジネスポテンシャルは充分だ、とブルイスマさん。
しかし一部の環境活動家は、世界で最も排ガス規制の厳しいヨーロッパの路上を、ほとんど朽ちた乗り物が走ることの可能性について危惧する。
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ヴェスパは確かにかわいいスクーターです。こちらでは普通にオジさんが乗っています。
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