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田舎の村のコンピューターに太陽光
2004.9.14(火) BBC News

インド北部の州ウッタル・プラデーシュで、村落にある学校のコンピューター教育のため の電力の供給源として、太陽光の活用が始まろうとしている。

計画範囲の村々のうち、80%の世帯に電力がないと見積もられており、その他電力の来ているところでも不定期な停電など、電力の不安定な状態が当たり前になっている。

太陽光発電プロジェクトは、こうした状況下、辺境村落の電力供給と、現状では電力すら届いていない学校教育へのコンピューター導入に希望をもたらすものと期待されている。

昨年、この地方70地域にある指定された学校へ、ウッタル・プラデーシュ教育企画局によってコンピューター1000台が購入され、今年も1000台の購入、配布が予定されている。指定される条件となったのは、電気の供給がなく、かつ教師がコンピューターの基礎教育を受けている学校。

コンピューターを動かす電源として、太陽光が注目されているが、運用資金が多額である ことから、教育企画局と別の教育機関が50%ずつ資金を提供することになっている。

政府は、太陽光発電設備は指定された用途にのみ利用されるべきだと主張しているが、農
民や若者は、新しい利用法に注目し、雇用や収入の増進につながると考えている。

ある村に住む人は、太陽光発電によって得られた電力を充電し、テレビ観覧程度が可能な がらも近隣の村々へ売ることで、一日約3.5ドルの収入を得ている。

ウッタル・プラデーシュ州には現在、270万基のディーゼルエンジン井戸と、60万基
の電力チューブ井戸がある。

昨年109基の太陽光発電井戸が設置され、今年は新たに400基の設置を予定してい
る。農家はかかる費用の4分の1だけを支払えばよく、残りは政府が援助するほか、銀行もこ
の企画に参加し資金提供する。

また、もし太陽光発電が村々の主な電力源になれば、地球上でもっともクリーンなエネル ギー使用を実践する国の先がけとなるだろう。

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太陽光発電は、ほぼ一年中強い日差しの降り注ぐインドで、最も有益な電力供給源だと思 います。 これから技術が進んで、もっとたくさん電気が貯められるようになるといいですね。


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