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インドの国産地理衛星が始動 2004.7.13(火) IndianEXPRESS
NEW DELHI; 上空から眺める国土の様子に、インドの宇宙ミッションが変化をもたらそうとしている。
images from IndianEXPRESS
インド宇宙研究機構(Indian Space Research Organisation...ISRO)は、特別カメラを搭載した人工衛星Cartosat−Tを数ヶ月以内に発表、1年以内に国内の地理を詳細に把握する予定だ。 代表的な地理学者たちの協力によって開発された、24億ルピーの衛星用カメラは、1回の撮影に半径最大30kmの範囲を撮影することができる。 もちろん軍事防衛用途にも用いられる。 入域困難な地域や山岳地帯、軍事的に敏感な地域の様子を知ることができる。 ISRO代表によれば、Cartosatにより数週間で都市の住宅地の状況が把握でき、さらに5年に一度などのペースで定期的に地図の更新が行われるようになるだろう。 Cartosat−Tの重さは1500kg、寿命5−6年で、617km上空から5000分の1スケールの地図を作成することができる。 またISROはより正確さを求め、地形参照ポイント(GRP)を現在国内3000ヶ所に設置している。 Cartosat−Tによる国内全域の地形の把握にはおよそ18ヶ月かかるとされている。 ISROは類似ミッションとして、2005年から始動する日本のALOS(陸域観測技術衛星)を挙げている。 これまで地形把握の目的での衛星写真の入手は、高額な金額を支払い外国から取り寄せていた。 しかし、これからは国内で供給できるようになり、用途の幅も広がることが期待されている。 ********************* 地形の把握は、開発への第1歩です。 関連ニュース − 陸域観測技術衛星ALOS(エイロス)
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