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外国から専門職就職希望者続々と!
2004.2.12 The Rediff.com

インド人就職希望者要注意!
アメリカ、イギリス、アフリカ諸国などからインドでの専門分野での就職を希望する人たちが大挙して押しかけている。
ただでさえ競争の激しい国内の就職戦線にますます拍車がかかりそうだ。

アウトソーシングに人員整理などの影響でアメリカ、イギリスなどでの職にあぶれた人たちが、新たな可能性を求めてやってきている。
特に専門職を持った人たちにとって、以前のようにインドが「低賃金国家」としてのイメージではなくなりつつある
賃金はイギリス・アメリカなどと比べても劣らず、したがってこれらの国から専門職従事者がインドにシフトしても構わない、と感じるのである。

インドのリクルート会社Head HuntersのCEOLakshmikanth氏によれば、外国人がインドでの就職を希望するいわゆる逆移民現象は最近見られるようになった新しい現象だが、外国企業のインド支社などが次々に増えていることに比例し、今後も継続的に増えていくことが予想されるという。

主に目立って多いのは、アメリカ、イギリス、アフリカ諸国からの就職希望者からの問い合わせだが、ドイツ、イタリア、フィンランドなどヨーロッパからも。

もともと多くの外国人労働者を抱えていた香港やシンガポールといった国々での雇用機会が飽和状態にあることと、不景気ムードで自分の国での就労機会が減ってきている
また、一例としてアメリカの平均賃金上昇率がわずか1%であるのに対し、インドでは13%と非常によく、このことも専門職の人々にインドで働く上でのやりがいを感じさせるのではないだろうか。

インフォメーションテクノロジー(IT)、バイオテクノロジー、研究開発、服飾産業、接客業などへの外国人就職希望者が多く、中、上位ランクの経営ポストなどへの問い合わせが多いが、下位ランクの仕事に興味を示す人もいるという。

Lakshmikanth氏は、この現象に対し悲観的に捉えるよりむしろ、インドでエキスパートを見つけるのが難しいポストへと積極的にこれらの外国人たちを雇っていくことがよい結果を招くとし、このトレンドが続けば、インドはまもなくグローバル就労ハブになるだろう、と予測している。

 


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