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インド人科学者が水産養殖で世界食糧賞
2005.6.11(土) Deepikagrobal Online
Washington:
インド人科学者モダドゥグ・グプタ(Modadugu V Gupta)氏が、南・東南アジア地域での水産養殖と養魚業で100万人あまりの人々の食糧事情を向上させたとして、2005年世界食糧賞を受賞した。
ワシントンにある国務省で10日、世界食糧賞の代表で大使、ケンネス・クイン(Kenneth M Quinn)氏は、バングラデシュ、ラオスなどの国々におけるグプタ氏の「熱心で継続的な小規模水産養殖の開拓により、多くの非常に貧しい漁師世帯の食糧事情・生活状況を向上させた」と称えた。
今回の賞は、今年10月13日にアイオワ州で行われる式典で授与される。
安いコストで環境に無害なユニークな養殖方法を生み出したグプタ氏は今回6番目のインド人受賞者となるという。
クイン大使によれば、「グプタ氏の功労により、養魚業の生産性が劇的に向上し、3倍〜4倍の収穫高を達成することができるようになった」と説明した。
カルカッタ大学出身のグプタ氏は現在、主に漁業、養殖漁業の向上を通じた発展途上国の貧困・飢餓救済のための国際機関、国際水産資源管理センター(World Fish Center)で国際関係・協力副事務局長を務め、水産養殖発展のためのネットワーク作りに従事している。
またバングラデシュの食糧農業機関にも従事するほか、タイ、ラオス及びインド政府の漁業顧問も務めている。
25万ドルの世界食糧賞はノーベル賞受賞者ノーマン・ボーラウグ(Norman Borlaug )氏により1986年に開始され、世界の食糧の質、量、供給力などの向上における成功実績を称えるため「食糧・農業ノーベル賞」とされている。
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インド周辺より対外輸出されるエビやマグロも含め、漁業効率の向上は現金収入の面でも大変重要な課題です。
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