フランスのスィク教徒受難
2004.9.10(金)
BBC News
パリ近郊の学校で、少なくとも5人のスィク教徒の男子生徒が、ターバン着用を理由に教
室から追い出
された。
イスラム教徒の女子生徒のスカーフ着用を禁じているので、スィク教徒のターバンだけを
特別視するこ
とはできない、とこの措置をとった教師は話している。
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宗教的なシンボルを示す一切のものの学校内での着用禁止に関する法律の施行は、先週か
ら始まった。
この法律は、フランスの非宗教的気風を守るために実行されているもの。
イスラム教徒のスカーフ、クリスチャンの十字架、ユダヤ教徒の帽子、スィク教徒のター
バンも禁止さ
れる。
法律施行前に、在仏スィク教徒グループのリーダーが、ターバンは宗教的意味合いより
も、文化的意味
合いを含んでいるものであり、禁止する項目に入るべきでないと抗議したが、かなわな
かった。 |
教室から締め出されたスィク学生の親は、この法律は不名誉であると腹を立てている。
スィク教徒コミュニティは、学校側関係者との話し合いを行っている。
5000人から7000人ほど数えられるフランスに在住するスィクコミュニティは、パ
リ近郊に住ん
でいることが多い。
今年初めには、スィク教徒とムスリム女性グループが、ターバンやスカーフの着用禁止へ
抗議の集会を
開いた。
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宗教的、文化的意味合いを含む、特定の服装を、どんな理由にせよ一斉に切ることはどん
なもんなのか、と疑問に思ってしまいます。
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