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ついにアウトソーシング逆流現象
2004.4.10() NewsMax.com

バンガロール、インド:
国内第2位のソフトウェアメーカー、インフォシス・テクノロジーInfosys Technologies)が、アメリカ合衆国にてコンサルティング業務500件、2000万ドル相当のアウトソーシングを計画していることを発表した。
西欧先進諸国からのアウトソーシングは一般的だったが、ついに逆流現象が始まった。

同社は、カリフォルニア州フレモント(Fremont)に子会社インフォシス・コンサルティングInfosys Consulting)を設立したばかり。
アメリカ法人にビジネスコンサルティング業務の提供をするために、「合衆国国内から積極的に雇用していきたい。」と、インフォシスCEO(最高経営責任者)のナンダン・ニレカニ(Nandan Nilekani)氏は9日コメントした。

「グローバルな足跡を求める当社は、(子会社を)設置した国の地元雇用を精力的に創出したい。」と、ニレカニ氏は付け加えた。

インフォシス・コンサルティング初年度雇用人数は75人となる見込み。
経験あるビジネスコンサルタントを今後3年間で500人採用する計画だ。

ニレカニ氏は、アメリカ合衆国内で、インドを始めとする国々へのアウトソーシング事業のせいで多くの人が雇用機会を失う現象が起こっているが、比較すればスケールは小さいかもしれないが、逆の現象でそういった諸国の雇用を生み出すことも可能である、と語った。

同社のアメリカ人社員は合衆国内企業へ、インド国内のインフォシスオフィスへのアウトソーシングを取り入れるようアドバイスするようだ。
アメリカ人を雇用することにより、クライアントのニーズと産業トレンドを理解するのに大いに役立つだろう、とニレカニ氏。

現在2万3千人の社員を擁するインフォシスは、ソフトウェア開発、海外企業へのファイナンシャル取引請負などの業務を行っている。
昨年度末3月31日の決算報告によれば、10億USドルを超える利益が見込まれているという。

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インドがこのまま成長を続ければ、不景気で雇用のない先進各国へのアウトソーシングが定着するかもしれませんね。


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