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インドに打たれた写真家
2004.12.9(木)
The Times Of India

「前世はインド人だったと確信してます」
と切り出したのは、自身がインド中を撮影したおびただしい数の写真たちの前で、写真家のコーネリア・マレブレイン(Cornelia Mallebrein)さん。

ドイツ出身のコーネリアさん、7歳の時にインドをテーマにした映画を見たことがきっかけで、この国とつながりを持つことになったという。
「12歳の時すでに、バガワッドギータ(Bhagwadgita...マハーバーラタのマラティ語版)を買いましたね。インドの習慣や伝統のあまりの鮮やかさにただもう圧倒されるばかりでした。」

現在プネで、出版社マックス・ミューラー・バワン(Max Mueller Bhavan)協賛の写真展「Living Gods on Earth」が開催中だ。
「わたしは人間の心の中にある信仰心のピークを撮影しています。神の出現についてはそれぞれ違う捉え方があると思いますが、信仰深い人々にとって最も崇高なのは人の姿をして現れることでしょう。さらに自らを神と気づいた人間はまさに『地球上に降りた生ける神(Living Gods on Earth)』なのではないでしょうか。生ける神はそのバイタリティー、強さ、深い神聖さの表出により周囲を魅せるものだと思います」

マッディヤ・プラデーシュ、カルナータカ、オリッサ、チャッティスガルで撮影されたコーネリアさんの写真展は、プネを皮切りにスタートする。
「1980年代から仏教石窟について調査していましたので、これをきっかけにインドへ足を運ぶようになりました。確か1991年ごろだったと思いますが、ジェジュリ(Jejuri)村というところで、典型的なのでしょうが、豊かなインドの伝統に触れることになりました。そういった事情で、現在わたしはプネにあるヒンドゥ僧侶のお宅に住んでいます。彼を通して文化、伝統、信仰心についてのフォーカスにより迫っていくことができました」

主に宗教的な事柄に焦点を当て、数テーマで展示される彼女の写真は「インドのインド人のみ。残念なことに豊かな文化的遺産も、正当に評価されていないようですね。わたしはインド人たちがもっと自分の国に何があるのかに気づき、自分の文化や伝統にもっと誇りを持って欲しい。インドの隅々に、活かしておかなければならない本物のセンスがきらめいているのです」

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インドについて、これだけ豊かな感性を持っている外国人がいます。


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