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世界2位のスーパーコンピュータがデビュー
2004.5.9() The Economy Times

カリフォルニア州フレモント:5つの最速スーパーコンピュータを製作した2人−どちらもインド系−が、マンモス・コンピューティングシステム構築を提携して製作し続けている。

フレモントにあるアメリカ資本のテクノロジー会社、カリフォルニア・デジタル・コーポレーション(CDC)は、現在CEOであるB.J.アルン(B.J.Arun)氏が設立した会社だ。
この会社がこの度、「サンダー(Thunder)」と呼ばれるジャイアント・ナンバー・クランチャーを、カリフォルニアにあるローレンス・リヴァーモア国立研究所で発明した。
また同CTOで教授のスリニディ・ヴァラダラジャン(Srinidhi Varadarajan)氏も「システム10(System10)」と呼ばれる非商用スーパーコンピュータを開発した。
このマシンは1100アップルG5マシンを使用している。

CDCのサンダーは今年6月に発表される、世界第500位の最速スーパーコンピュータ年間ランキングで第2位の地位におさまるであろうと期待されている。
システム10はすでに第3位に決定している。
ちなみに第1位は、日本のNEC社製アース・シミュレーター(Earth Simulator)となるだろう。

さてスーパーコンピュータ界の大物とはどれほどのものなのか?
1位の日本製マシーンの計算速度は35.86テラフロップ(1テラフロップは1秒間に兆単位の計算速度)。
サンダーは19.94テラフロップ、システム10は10テラフロップとされている。
ちなみにプネにある先端コンピューティング開発センター(CDAC)の構築したスーパーコンピュータ、パラム・パドマ(PARAM Padma)の計算速度は半テラフロップ、ランキングは500番中171位となっている。

CDCのサンダーでは4096個のインテル・イタニウム2プロセッサーが稼動しており、シェルフ構築ブロックとオープンソースであるLinuxオペレーティングシステムによって構成されている。

アルン氏いわく、サンダーはアース・シミュレーターと比較すると非常に低いコストで作られた。
サンダー構築全体にかかった費用が2000万ドルだったのに対し、NECのアース・シミュレーターはハードウェアだけで3億5000万ドルもかかっているという。
また、サンダー構築にかかった期間は、テストも含めて約5ヶ月。

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