世界最大のエアクラフトが鉄道に貢献
2004.9.8(水)
Rediff.com
カシミール地域に新しく建設されている鉄道工事で、約30台の鉄道コーチと2台の
ディーゼル機関車をシュリナガルに運ぶための特別機が、近々カザフスタン政府からの援
助で提供される。
コーチはインドのチェンナイとヴァラナシに工場のある、インテグラル・コーチ・ファク
トリー(IC
F)製。
この列車は丘陵を登るに耐えるため、特別に設計された大変重い機関車および客車で、インド空軍が保有する最大級のエアクラフトIL−76をもってしても、それらを空路運ぶのは不可能とされたため、インド鉄道省は世界最大の重量輸送エアクラフト、AN−124を保有する国々にSOSを送った。カザフスタンはそれら各国の中でもとりわけ協力的だったとのこと。
現在建設中の新しい鉄道は、カシミール地方ウダムプール(Udhampur)とバラムッラ
(Baramulla)を
結ぶ総距離140kmの路線で、来年3月までに一部の路線(Udhampur
− Katra)間の開
業を見込んで
おり、全線の工事が完了するのは2006年とされている。
丘陵が多く、また最近工事関係者や技術者が誘拐され殺害されるなど、治安も悪く難工事
となっている 。
AN−124は、30数台のコーチと、ディーゼル機関車2、3台をシュリナガルまで輸
送し、そこからは陸路で目的地まで運ばれる。
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特製の機関車を運ぶ特製の飛行機です。
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