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鳥インフルエンザ−損して得とる州内の養鶏場
2004.2.8  The Times Of India

タイ、香港、台湾、中国で広がっている鳥インフルエンザが、インドでもっとも養鶏の盛んな州マハーラシュトラに恩恵をもたらしている。

鳥インフルエンザ汚染地域であるこれらの国々から鶏肉の輸入を頼っていた日本、ロシア、イラン、イラク、UAEなどがマハーラシュトラ産鶏にシフト。
インドでは今のところ鳥インフルエンザは一件も報告されていない。

マハーラシュトラブロイラー農家協会メンバーによると、この20日間に22トン詰めコンテナ60個分のブロイラー加工品の輸出をし、さらに注文が殺到している。
価格は1キロあたり1.2ドルで取引されているという。

このブーム以前の通常期は、主に国内とその周辺地域へ卸していたが、皮肉なことに同じ理由(鳥インフルエンザを恐れ、消費者が鶏肉を避けること)で国内需要が減った分、海外からの需要が伸びている。

この波を受け協会は、国内のブロイラー農家に鳥インフルエンザに対する危機管理を徹底して促すと共に、「インドの鶏肉は安全に食べられる」ということをアピールしていきたい考えだ。


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