ボリウッドスタイルのゲイ映画
2004.8.6(金) Sify News
「Gulabi Aaina(ピンクの鏡)」というタイトルの、女装する男性(いわゆるオカマ)を描いたボリウッドスタイルのショート映画が6日、ムンバイのブリティッシュ・カウンシルで上映される。
ディレクターはスリダール・ランガヤン(Sridhar Rangayan)氏。
「これまで世界各国35の映画祭、大学祭、試写会などで上映してきました。100回目の今回にして、インドで初上映なんです。」
5月、イギリスはマンチェスターで開催されたコモンウェルツ映画祭有料試写会は、ムンバイのブリティッシュ・カウンシルの提供だった。
「この映画はBBCオンライン・エンターテインメント記事に取り上げられたことをきっかけに、イギリスのメディアに大きな反響を呼びました。」
ランガヤン氏。
現在ランガヤン氏は、「ピンクの鏡」のほか、ゲイをテーマにした2作品をロンドンで制作中。
「ホモセクシュアリティなどの難しいテーマを扱いたがらない人が多い。インド社会ではこういった人々は世間から否定され、ますます誤解が大きくなる傾向にあるからだ。」
この映画は、ハンサムな女装男性とティーンエイジャーのゲイとによる、歌あり、踊りありのまさに「ア・ラ・ボリウッド」とも呼ぶべき内容。
一方で、HIVやAIDS問題などにも迫っている。
アイルランドのコーク映画祭、プサンアジア短編映画祭、サンフランシスコ・ゲイ&レスビアン映画祭など、6大陸、18カ国38の国際映画祭に出品し、多大な反響を受けてきた。
しかしながら内容がゲイだけに、インドでの上映は禁止されてきたため、現在インド、および国際メディア専門家のサポートにより、上映が実現しそうだ。
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社会的に認知されていない存在を扱って、相応の反応を得ることはまだ難しそうなインド。表現の完全自由化が早く実現して欲しいです。
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