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米コンサルタント会社地場企業を通じてプネへ進出
2005.1.4(火) Indian EXPRESS
Pune, January 2:
プネ市に拠点を置くモバイルおよびウェブサービステクノロジー会社バーテクスソフトウェア(Vertex Software Pvt Ltd)が、アメリカのソフトウェア会社ロジックソフト(Logic Soft Inc)との戦略的協調関係へ参入した。
それにより、ロジックソフトはバーテクス利益のうち5%にあたる、1020万ルピー(Rs 1.02 crore)の投資額を引き受け提携する。
同社事業総価値は2億1500ルピー(Rs 21.5 crore)。
ロジックソフト社長のサティシュ・バラパトレ(Satish Barapatre)氏はバーテクスとの提携を決めた理由について、両社の相互利益に加え、新たに開発センターを設置するよりもバーテクスに投資して、同社の人材を利用する方が、コスト面で利点となることを挙げた。
「プネに所在するバーテクスとの提携は、質の高い人材をインドの他の都市と比較しても得られやすいというキー・アドバンテージがある」サティシュ氏は語った。
現在社員数130人を抱えるバーテクス社では、2006年末までに500人規模のエンジニア採用を見込んでいる。
ちなみに、バーテクス社は主に日本企業との取引に焦点を当てており、収益のうち65%は日本市場、残り35%をアメリカ合衆国から獲得している。
「2004〜05年度末には総売上1億5000万ルピーのうち利益2500万ルピーを見込んでいる。弊社正味利益は25〜28%レベル」
同社常務取締役アショーク・カッルラヤ(Ashok Kalluraya)氏は語る。
また同社取締役アジート・パティル(Ajit Patil)氏は、
「弊社は開業当初から実益があり、また年率40%規模で成長を続けてきた。バーテクスとロジックソフトはこの提携により、2005〜2006年度には売上300万ドル増加を見込んでいる」と語った。
カッルラヤ氏はこの提携により、今後3年間で80〜100%、額にして6億ルピーの成長を見込んでいる。
また2002年2月には、三井物産株式会社が同社株10%を保有する戦略的提携を締結している。
同社株は三井物産およびロジックソフト以外には65%がその他の投資家に、12%は社員に、8%は顧問に解放されている。
カッルラヤ氏は、「弊社プロジェクトのうち80%はリピートクライアント、また新規顧客のうち75%は他社からの紹介によるもの」と説明している。
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プネは近年、飽和状態のバンガロールやハイダラバードと比較してもまだ余地の残る急成長をするITハブ都市であるというだけでなく、日本語を理解できるエンジニアの集中するインドでも稀な都市で、今後の現地企業の動向が楽しみです。
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