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ガネーシャ祭ことしもスタート
2003.9.3

31日、ムンバイでは、ガネーシャ祭が始まった。
25日の爆弾テロ事件の影響によるマハーラーシュトラ州全体での厳しい警戒体制が敷かれた中、ムンバイの人々は象の頭の神様ガネーシャを、それぞれにぎやかにお迎えした。

ムンバイの治安を維持するために結集、配備された精鋭の警官の数は3万人を超える。

ムンバイにはガネーシャ祭の推進実行組織が今年は約800あり、祭のアレンジに加えボランティアや警備会社に委託するなどして周辺の警備を例年以上に強化している。
 
警備訓練の一環として、警察はムンバイの5つのポイントで抜き打ちにバスやタクシーの乗客および運転手、車両のドライバーに協力してもらって荷物検査を実施した。

土曜日には、公安によって爆竹の使用禁止が通達された。

祭を祝う人々は、例年のように花や、モダクというお菓子を幸運の神ガネーシャに捧げ、ムンバイの平和と、再びテロの起こる不安が一日も早く解消されるようにと、心から祈っている。

マハーラーシュトラ州の文化的中心都市であり、ガネーシャ祭の生まれた地であるプネでも、人々はガネーシャ神像に色とりどりの化粧を施して、いつも通りに神様を派手に温かくお迎えした。

ガネーシャ祭がプネで特別な意味を持つわけは、この町で独立運動家バル・ガンガダル・ティラクが、イギリス統治への反体制と愛国精神の高揚のための団結に、祭りを利用したことに起源する。

マハーラーシュトラ州内の他の都市でも、ガネーシャ祭は例年通り盛大に行われている。
厳戒態勢下にあっても、人々のガネーシャ祭を祝う気持ちはいつも通りである。 


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