蝋になった美しいボリウッドの女神
2004.10.2(土) BBC News Online
冷たい雨が降り始めたロンドンの街角。
しかし有名なマダム・タッソー(Madame Tussauds)蝋人形博物館の内部は、気温が上昇中。
部屋の中心には、見事なサリー姿で微笑む美女がスポットライトで照らされ、インドを始め世界各国のボリウッドファンがその偶像を拝みに来ているのである。
突然、この群集やカメラマンたちの間に大きなどよめきが起こった。
元ミス・ワールド、現在ボリウッドの女神とされている、アイシュワリア・ラーイ(Aishwarya Rai)さん自身が、自らを模した蝋人形の、記念すべき幕開けに突然、現れたのだ。
サリー姿の蝋人形に似ず、この日のアイシュワリア・ラーイさんは、シャツにパンツ姿。
興奮気味の群集から、
「アイシュワリアさん、ご自身の蝋人形を前にしてどう思われますか?」との質問に、
「まるでクローンを作られてしまったみたい。」と微笑んだ。
同行していた彼女の母親も、娘そっくりの人形に目を丸くしていた。
マダム・タッソーの特別アトラクションとして、ボリウッドダンス体験教室もビジター向けに設けられていることから、「ダンスして!」とのリクエストもあったが、アイシュワリアさんは丁重にお断り。
だが興奮を抑えきれないファンたちとのおしゃべりや歌などで、場を和ませることは忘れなかった。
その他マダム・タッソーには、インドを代表する蝋人形として、独立の父、マハートマ・ガーンディー氏が飾られている。 |