インドをもっと知ろう!

English

 News from India

Home

宇宙の謎を解明する「星紋」
2004.4.1(木) The Times Of India

わたしたちの指紋が世界に2つと同じ模様がないように、星のスペクトル「星紋」も2つとない。
インド−アメリカ合衆国合同天文学者チームが、宇宙の謎に解明するための「星紋」の特定に挑戦を続け、アメリカの天体地理学・天体物理学大学相互研究センターIucaa)に世界最大の資料センターを完成させた。

Iucaaの所有する豊富な技術を結集して、1273個と驚異的な数のスペクトラ(星紋)を採集し作成された資料センターは、宇宙の謎の解明に挑む世界中の天体学従事者および研究者たちへ重要な資料の提供をすることになるだろう。

名誉あるが同時に非常に苦労の多いこのプロジェクトに参加している5人の研究チームのうち、2人はインド人研究者。
1人はIucaa所属のランジャン・グプタさんで、このプロジェクトに加わって7年間。
もう1人の研究者ハリンダー・シンさんは、デリー大学物理学・天体物理学部からの参加だ。

Iucaa当局者アーヴィンド・パランジピェ氏は、このプロジェクトの目的として、
「星や銀河系のスペクトラ、銀河系母集団の統合体の包括的な星紋情報を自動的に分類する資料センターの完成を目指す。」
と説明した。

それぞれの星の持つスペクトラは固有であり、その星の化学的構成および物理的性質に関する情報を読み取ることができる。

グプタさんたち研究チームは、タクソン(アメリカ合衆国)のキッティ山頂国立観測センターにある直径90cmのコウデ・フィード天体望遠鏡で観察を続ける。

この資料センターに保存されている1273個の「星紋」からは、それぞれの星の温度や表面重力など、幅広い大気パラメータの状態を知ることもできる。

*********************
天文学は、古くからインドが先進国であると言われています。
インドを代表する天文学者たちのニュースでした。

 


Copyrights  © 2001-2004,ASKSiddhi.com, All rights reserved.