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本年度の予算が「優秀」な4つの理由
2004.3.1(火) Rediff.com

財政大臣チダムバラム(P Chidambaram)氏は今年、長年ずっと要望されてきた予算案を一気に組み込んだことにより、インドの経済成長の次のステップへ向けての大きな一歩になると、高い率での貯金額と投資額に裏打ちされる国民から圧倒的な支持を集めることが期待されている。

以下がその詳しい内容:

1. 今年度は、各国民最大の関心事である個人の所得税構造が初めて再検討された。

2. インドの人口3分の2を占め、実は経済開発の主流を司っている、農業従事者についての特別措置が発表されたこと。全体的な経済活動に重大な推進力となるだろうと期待されている。

3. 長期的な成長において必ず必要となってくる、医療科学、教育、土地改修事業推進についての予算配分が行われたこと。

4. 輸入バリアを低く、かつ国内経済の競争力活性化のための国内取引税構造の合理化が進められていること。こういった生産性、効率性でのベネフィットは、将来的に個人収入に大きな影響を与えるだろうと考えられている。

本年度予算案は議論を招かなかったわけではない。
上記の項目一つにより、税収入は0.1%、一日あたり10000ルピー減額すると予測されている。

財政大臣の説明によれば、この予算案で使途不明金が抑制されるだろうと予測されている。

しかし総合的に見ると、今回の予算案は国民の期待に広く応え、赤字や超過支出を管理するだろうと見込まれている。
この「Bharat Nirman(インドの創造)」予算案が実際に遂行され、今後の経済成長の指標となっていく事だろう。

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政府の予算案に対する国民の注目は、こちらでは日本の比ではないように感じます。



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